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その2 家は夏をもって旨とすべし、修学院はもっての外


兼好法師は「家のつくりようは夏をもって旨とすべし」と言った。冬はどうにかなるからとりあえず夏を快適に、ということだ。
そこで今回私が言いたいのは、住む建物はどうにかなるから住む場所にこだわれ、ということ。

まず、修学院はダメである。理由は説明しにくい。住まないとわからないと思うが、とにかく住みにくいのだ。一つ言えるのは、基本的に洗濯機が外にある。良くない。とにかく良くないのである。実際、私は「どこに住んでるの?」と聞かれたら「修学院のほう」って答える位置に住んでいる。だから言える。良くない。
最も良くないのは睡眠状況が悪くなることである。大学生の一人暮らしだからじゃないの?と言われるかもしれない。そんなわけないだろ。
まず、金縛りにあう回数が増えた。次に1日5時間もしないうちに目が覚めて、起きてしまう回数が増えた。そして夜中に何度も目が覚めてしまう。寝言も酷いらしい。しかも、その寝言の内容がマイナスでしかない。 帰りたい… とか  いいんじゃない?(投げやり) とか舌打ちとか、、、
実によくない。

次は一乗寺である。ラーメン屋がたくさんあり、ラーメン街道と呼ばれるようなとこもある。他にも食事処がたくさんある。うれしい。
しかし、これが住むにはダメなのだ。美味しいご飯に引き寄せられて変質者が多い。例えば夜中に奇声を上げてフラフラ歩いたり走ったりする人。例えばセーラー服のおじさん。例えば鬼ころしを片手に自転車で爆走する金短髪おばちゃん。たぶんこの人たちは北白川のオメガというパチ屋に行く。そして、姿を見せるのは人間だけではない。熊🐻だ。熊が爆走するのだ。
私は実際に見た訳ではない。けど、この話をきいたとき、「真っ暗闇の未来に書き殴る 蛍光ペンを求めて」が思い浮かんだ。つまり、そういうことだ。

続きまして北山。北山は論外。あまり聞かない。少数派すぎてもはや、いない。プライベートで知り合いに会いたくないから、と北山を選んだ外向ヤンキーの友人は北山の話をすると、教室の隅族のようなオーラを出し始める。外向的な人間はまず北山を選ぶべきではない。かと言って内向的な人間も北山を選ぶべきではない。なぜなら最も京都産業大学に近い地域であるから。京都産業大学は我々京都工芸繊維大学生にとって脅威である。恐ろしい。戦々恐々。ほんとに。
さらに、工繊よりも府立大のほうが近いので、工繊に行くことが馬鹿らしく思えてくるのでやめたほうがいい。2ヶ月もすると、工繊には行かず、府立大の講義に潜り出す。単位のためにもやめたほうがいい。
ついでなのですが、京都に理美容室の数ほどあるフレスコ。修学院のところは24時間営業なのに、北山は1時で閉店する。夜中にアイス食べたくなった時にガッカリする。
理美容室>>歯科医院>コンビニエンスストア

ここまできたら、もう大学のすぐ近くも良くない。何も無いし。大学生多いし。やめたほうがいい。

しかし、方法がないわけでもない。二つある。
一つ目は三宅八幡に住むのだ。良いから。しかし、物件は少ないので、早い者勝ち先手必勝である。
二つ目は戸建てに住むのだ。住む建物はどうにかなると言ったものの、やはりアパートと戸建ての間には越えられない壁がある。戸建て勢にとってはどこも大変住みやすいと思う(一乗寺はどうしようもないが)しかしここで家賃が高いからと言って数人でシェアハウスをすると詰む。せっかくの一人暮らしなのに自由が八割減。毎日ストレスストレス。

先行き不安かもしれませんが、良い住処を見つけると、毎日ワクワクして何も辛いことなんてありません。頑張ってください。


悪い例  檻の中で暮らす友人。日々のストレスで最近は地面を掘り起こそうとしている。

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