見出し画像

仕事をする上で大切な「信頼関係」とは

はじめまして!
ノートをご覧いただきありがとうございます。

WEB系の編集者として活動しております、りょう(@editor_lucky11)と申します。

コンテンツ制作のお仕事を3年ほど続けてきた私ですが、記事チェックやリライトなど広く業務に携わるチャンスを頂けたのは、きっとクライアント様との”信頼関係”があったからこそだと思っています。

信頼関係がなければ、クライアント様と深く接する機会もなく、未だ目標も見つけられずメディアを転々としていたかもしれません。

仕事における信頼とは何か?

3年間、個人事業主として活動してきた私なりの見解となりますが、クライアント様との信頼を築くために”私が心得ていること”を当時のエピソードを織り交ぜながらお伝えしたいと思います。

クライアントとの信頼関係を築くためのヒントとして、少しでもお役立てますと幸いです。

そもそも信頼と信用の違いとは


もしこのように問われた場合、
「うーん…」と少しだけ考え込みませんか?

「信頼は信用の先にあるもの」「信頼は人柄も含む」など、人それぞれ経験に基づいた答えがあるかと思います。ですが、どの答えを見ても不思議と方向性は一致しているように感じます。

言葉の正しさより解釈の自由さ。
色々な表現があっても私は良いと思います。

そこで、私なりに”信頼"と"信用"の違いをまとめてみました。

つまり、信頼には”人間性”も含まれており、その人に期待しているからこそ裏切りが生じるのだと思います。

仕事においては、その人の「過去」の経歴や実績を見て信用し、コミュニケーションを重ねる中で「未来」に期待する…。

そして信頼へと変わり、新しい仕事を任せられるようになるではないでしょうか。

私の心得:責任感を持ってやり遂げる


信頼関係の土台となるのが、責任感です。

余裕がないからと手を抜いてしまえば、大きな仕事は任せられないでしょう。

責任を持って取り組む上で、私が心得ていることをお伝えします。

納期は必ず守る

「納期を守れるライターか」
これが仕事を受ける上で大前提の条件です。

クライアントは「いつ初稿」「いつ納品」とスケジュール管理しており、外部ライターと予定をすり合わせながら、プロジェクトを進めています。

※あくまでイメージです。

もし、ライター側で納期遅れが発生した場合は、クライアントが取引先との信用・信頼を失うことになり、結果的に損失を与えることになります。

それだけ大きな問題であるからこそ、ライター選びでは慎重になるのです。

しかし、ライターさんにとって初めての業務であれば、作業時間が読めないこともあるでしょう。

その際は、通常より余裕を持たせた納期で提示することが大事です。もし、作業途中で提出が遅れそうと感じた場合は「現在は〜を執筆中でございます」と進捗を早く伝えること。ここまでの流れでクライアントは、スケジュール管理ができる人かどうかを見抜きます。

逆にクライアント様から「約束の納期より前倒しでご提出頂くことは可能でしょうか…?」と聞かれた際に「私にお任せください!」と答えられるとgoodですね!

完璧な状態で提出する

自分の中で100点だと思える状態で提出することが大切です。

相手が期待した通りの結果が帰ってくる

この状態が信頼へと繋がります。編集の必要がないほど完璧な原稿であれば、次回から安心してお仕事を任せられるでしょう。

因みに私は「作品を送り届ける感覚」で提出しています。

作品と思える原稿だからこそ、何度も見返したくなりますし、公開後の様子も気になってチェックします。

「記事を沢山書いて稼ぐ」と利己的な考え方に陥ると、校正ツールに頼り、簡易的なチェックをしがちです。

”一つの誤字でさえ許されない”という責任感を持って、私は『音読』をするよう勧めます。

私の心得:向上心を持って取り組む


ここでいう向上心とは自分の成長だけでなく、
会社やメディアの成長のために尽くすことです。

つまり、「何の業務を経験したか」ではなく「その業務を通してどう貢献したか」という成果的な視点となります。

この視点で動かないと、ポートフォリオには『編集者』『WEBディレクター』という肩書きを強調してしまいがちに…。そのようなアピールをされても、クライアントはその人の能力値をしっかりと見抜きます。

向上心を持ち、クライアント様から”一緒に成長できる人”と期待される人材になりましょう。

課題の解決策を提案する

作業をしていると、何か気づくこともあるでしょう。

例えば「ここは画像を入れた方が良い気がする…」「装飾はこっちの方がパッと見やすいかも」などです。

些細なことでも構いません。メディアの成長に寄与することもあるので、気づきがあれば積極的に伝えましょう。

私の場合は、記事を納品するタイミングで伝えています。

気づいたことをいきなり反映するのではなく、BeforeAfterを用意しておき、クライアントに判断をお任せするよう配慮するのがベストです。

新規依頼は積極的に受ける

記事制作のお仕事をしていると、構成作成・KW選定・リライト・記事チェックなど新しいお仕事の提案を受けることがあります。

信頼の要素である”期待”へと繋がっている証拠なので、可能な限り進んで引き受けましょう。

提案の内容によっては、「初めてだから…」「私には荷が重いかも」と感じるかもしれません。しかし、それでも挑戦に恐れないことが大切です。

クライアントは、あなたを信じているからこそ依頼しているわけですから、まずは自分を信じること!

たとえ最初は不器用でも、「仕事についていこう」と努力する姿勢が将来の期待へと繋がっていきます。

私の心得:感謝の気持ちを大切する


感謝は仕事に限らず、
人と関わる上で大切なことです。

感謝の気持ちが希薄だと、
どれだけ実力のあるライターでも
きっと覚えてもらえないでしょう。

最後に、私がクライアント様とお仕事をご一緒させて頂く上で大切にしている”感謝”についてお話します。

お仕事を頂けることに感謝する

お仕事を頂くことは、
決して当たり前なことではありません。

「仕事で忙しい」は幸せなことです。
「仕事がない」の方が辛いと私は思っています。

仕事がある幸せ

このありがたみを実感できるのは、フリーランスを経験されている人ならではの魅力ではないでしょうか。

しかし、悲しいことに文字単価が上がるに連れて、天狗になる人だっています。そうなれば、信頼を失い、一瞬で仕事を失うことになりかねません。

お仕事を頂いた際に「承知いたしました。引き続きよろしくお願いします」と言う人と「ご依頼いただきありがとうございます」と言う人とでは、きっと相手方に与える印象も変わってくるでしょう。

「ありがとう」が言える人は、きっと相手からも感謝される存在になると思います。

因みに偶然!
感謝に関するアンケート調査を見かけたのですが、普段から相手に感謝を伝えている人は、相手からも感謝される機会が多い傾向にあるようです。

感謝を”伝える頻度”と”伝えられる頻度”の関係性を調査した報告では、感謝を普段から伝えている人は、「相手からも感謝を伝えられている」ことが多く、91.7%にものぼるそうです。

引用元:経営PRO-Q

感謝は「すればされる」というギブアンドテイクなものではなく、自然と湧いてくるもの。普段から無意識に感謝を伝えられる人だからこそ、類友で”感謝できる人”を引き寄せるのでしょう。

お世話になった人には感謝を伝える

最後の印象は色濃く残ります。

きちんと感謝を伝えられる人なら良いですが、
中には「別れ際に本性が出る」と言うように
常識のない辞め方をする人もいます。

よくあるケースとしては、前々から文字単価に不満があり、文字単価の高い案件へ移る目処が付いたら、何も連絡せずに飛んだり、自分都合で一方的に契約を解除したりすることです。

せっかくのご縁なのに、そのような対応をされれば、相手方は悲しくなります。

仮にそのような対応で文字単価が上がったとしても、「優秀なライターを採用したのでやっぱり取り消しで」と、自分と同じ仕打ちを受けるかもしれません。

長くお世話になったクライアント様は特にですが、私は感謝を伝えます。

新しい人の補填期間として、責任を持って対応させて頂きました。すると、クライアント様からお祝い品まで頂きました…(涙)

当時を思い出しながら書いている今もですが、クライアント様との別れでは、やはり心がしんみりとします。

お仕事に慣れるまで寄り添って頂き、そのおかげで業務に貢献できるようになり、自己成長に繋がりました。最後はクライアント様から良いご報告が聞けて心から喜びました。

お仕事をお任せ頂ける人材となったのは、私だけの力ではない。クライアント様からの温かいご指導があったからこそと思っています。

もしクライアント様との出会いがなければ、きっと今でも道を彷徨い、挫折に苦しんでいたかもしれません。それほど影響が大きく、今まで出会ったクライアント様には感謝をしています。

寂しい気持ちもありますが、実は嬉しいことに昔のクライアント様と再会したこともありました!

ご縁はいつ巡ってくるか、本当にわからないものです。今は素敵なクライアント様のもとでお仕事ができることに幸せに感じています。

出会いもあれば別れもある。別れるたびに人として何か成長している…そんな実感を持てることって本当に素敵で幸せなことですよね。

【まとめ】信頼は自然と構築されるもの



信頼には人柄を含み、
時間をかけて自然と構築するもの

つまり、意図して得られるものではないと私は思っています。

画像引用:Domani

誠実さ、謙虚さ、真摯さ、優しさ…これらの資質を自然と持っていて、日々の仕事で滲ませている人。いつしか周りの人はその人に心を許し、信頼を寄せるようになるのではないでしょうか。

フリーランスとして活動していると、多くの人と出会い、仕事を通して心に触れる機会があります。どんな仕事でも感謝し、真心を持って向き合う…その姿や働きぶりに誠実さを感じられると、きっと信頼に繋がると思います。

信頼とは何か

私にとって人生のテーマであり、問う度に自分の考え方を深く見つめ直す、良いきっかけになります。今後も自分磨きを通して、このテーマと向き合っていきたいと思います。

最後まで記事をお読みいただきありがとうございました!

みなさんにこれから寄せる信頼が、
素敵な仕事へと繋がりますように😊

愛しのマイペットより


この記事が参加している募集

ライターの仕事

仕事について話そう

仕事のコツ

with 日本経済新聞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?