記帳代行という闇#28

久しぶりに仕事ネタでも。

ここ最近というかこの1年むかついていることがあるので話していく。
いないと思うが、これを読む経営者の人がいたら申し訳ないが会計事務所職員の端くれはこんなこと考えて仕事をしているのだなと思って頂きたい。

【記帳詐欺はダメ】
まず、第一にこれである。私の担当は20件ほどあるが全て記帳代行をしている。多いところで年数億。少ないところでも一千万ほどである。
全て記帳代行をしているが記帳代行の費用を頂いてるところは殆どない。
なぜなら契約締結時は「記帳は自社でやります!!」と宣言して契約を結ぶからである。
一旦顧問契約を結べば顧問料を業務が数倍に及ぶとはいえ上げるのは難しい。弊所では決算料で帳尻を合わせると言っているが、そこまでの値上げはない。
つまり契約時に圧倒的に増えた業務量をこなすのに売上は増えないので、どんどん利益率が悪くなるといった塩梅である。
しかも、なぜか分からないが資料を渡せばすぐ試算表が出せると思っている。担当は1人1社だと思っているのだろうか?その資料も不足が多かったり、役員の私用のレシートが入っていたりして難しい。資料に使途などを書く人はほぼいないので、コミュニケーションコストも大きい。飲食代は交際費なことがほとんどだが一部私用の食事が紛れている場合もある。人数が社長家族と同じでお子様ランチが注文されていたり😂
車検費用なども内訳に印紙や保険もあるので確認したいのに領収書のみしかいただけなかったり…
文句を言えばキリがないが、私がよく言っているのは「御社の社員が経費申請してきたら納得して出せるくらいの説明は資料で準備してきて欲しい。」ということである。
とりあえず、あれもこれもが多すぎる。
まず精査。そしてメモ。内訳。これらを全ての取引で完璧にしてもらいたい。

追加して弊所の文句を最後に言うと現所長は大手監査法人上がりの二代目なので零細企業の記帳代行のコストやそこから先方に記帳業務を受け渡す大変さを微塵も見積もっていない。当然、大企業の監査、税務、組織再編などなど大変なことも多いしハードワークだと思うが規模が小さければ、すぐに終わるという発想は早く捨てて頂きたい。
こっちにはこっちの地獄がある。

しゅん

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