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国内観光を外国人目線で見直してみる

先日、鳥取県東京本部の方と打合せをした際に、インバウンド事業の一環で作成されたという冊子を頂いた。

TOTTORI  The Land, The Lives, The Stories

私が頂いたのは紙ベースのものだが、上記の通りウェブでも閲覧が可能だ。

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外国人目線で鳥取県を切り取った時に、どういった所に視点がいくのか、とても興味深く勉強になった。

まず意外性のある表紙から。

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鳥取といえばまず第一に「砂丘」が思い浮かぶが、そうした使い古された絵ではなく、一見するとどこかよく分からない、少しうらぶれた風景。

場所は大山という所の麓なのだが、小津安二郎の映画の1シーンにありそうな景色だ。

中をめくっていくと、鳥取県内で見たことのある場所がパラパラと登場するのだが、普段見慣れた風景が全く違う角度から切り取られていて面白い。

特に外国人受けしそうなアクティビティが豊富に紹介されており、さすが”ツボ”を押さえられているなぁという感じがした。

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こういう視点で国内向けの旅行商品を見直してみても面白いかもしれない。

ある種、観光版のリバースエンジニアリング(海外向けに展開したサービスや商品を国内向けに再輸入する)の発想をしてみるのだ。

コロナで当面は大規模な団体旅行や、インバウンドの受入れは難しい。

だからこそ、いっそ国内・少人数をターゲットにした、今までにないツアーを考えてみてもいい。

商品パッケージの仕方や見せ方を少し海外目線に変えてみるだけでも、これだけの意外性を作ることが出来るのであれば、地方の観光業にもまだまだやれることはあるのだろう。

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