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旅情を誘う海沿いのラーメン屋

先日、仕事で琴浦町という所に行く用事があったため、以前から行きたいと思っていたラーメン屋さん、香味徳(かみとく)赤崎店 という所に行ってきた。

海沿いにあるその店は、入り口からして何か期待感をそそる。

いかにも昭和な感じでディスプレーされた中華のメニューがあり、入った途端にタイムスリップしたような感じがした。

既に午後の1時半を回った頃で、お昼どきのピークは越えていたのだろうか。中には私以外に2,3組の客がいるだけだった。

メニューを改めて見る。中華の定番メニューがいろいろと並んでいるが、迷わず「牛骨ラーメン」を頼んだ。

「牛骨ラーメン」というのは、あま聞きなれないかもしれないが、鳥取県のどうも琴浦町あたりが発祥と言われているらしい。

豚骨よりもあっさりとしていて、胃にも優しい感じがする。

人によって好みが分かれるようだが、私は好きだ。

注文してから2,3分で出てきた牛骨ラーメン並盛り。税込で600円とリーズナブルな値段だ。

トッピングはチャーシューに、卵、もやしにネギといったシンプルなものだが、それがかえって安心な感じがする。

何より私が気に入ったのは、麺だった。あくまでもシンプルな普通の麺なのだが、湯で具合がちょうどよく、ちゅるちゅると食べられた。

1月のまだ寒さが続く日本海沿いの店だが、ラーメンをすすりながら、何となく夏を感じてしまったのが不思議だ。

きっと夏には、海遊びを終えた子供達や家族連れでも賑わう店なのだろう。

そんな勝手な妄想をしながら、店を出た。


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