見出し画像

アイディアを形にするまでモチベーションを維持するには

いろいろなアイディアは思い浮かぶけれど、それを具現化するまで、モチベーションが続かない。最近そんなことがよくあって、ある人に相談をしていたところ、いくつかヒントを頂いた。整理すると大きく5つほどに纏められる。

1.本当にやりたいことなのか、問い続ける

当然といえば当然なのだけれど、それが本当にやってみたいと思えることなのか。心の底からやってみたいと思えることなのか、問い直し、問い続けることが大事とのこと。誰からやって下さい、やってもらいたい、と言って言われるものではなく、あくまで自分の意思として始めるものなので、ここが曖昧だと、やはり途中で挫折する可能性が高い。

2.そのアイディアに関する設問を持ち続ける

自分が考えついたアイディアについての問(仮説)を立て、それを持ち続ける。その視点でいろいろな物事を見てみると情報感度が高まる。

例えば、「飲みやすい水筒を作りたい」というアイディアがあった時に、「飲みやすい水筒にはどういう機能が求められるのか」「既に開発されている飲みやすい水筒にはどういった特徴があるのか」といった問を持っていると、自ずと水筒を見る目が違ってくる。

3.小さな目標に分解する

アイディアを実現させるために、実現に至るまでのプロセスを細かく分解し、プロセス毎に小さな目標を立てていくとよいとのこと。

例えば、「空き家を解消するための新しい仕組みを作る」といった時に、空き家問題の現状を調べる、既存サービスを調べる、自分の考えた仕組み(仮説)が顧客ニーズにかなうものなのか確認する等々といったプロセスが必要になるが、それぞれのプロセス毎に適切な目標を設定する。

その際、その目標が最終目標から大きく逸脱していないかどうか注意するようにする。(細部の目標にこだわりすぎて、結果的に全体目標と関係のない目標になっていたりすることもあるので。)

4.やってみて、続けるかどうかを判断する

3にも関連するが、まずは小さな所から、できるところから始めてみる。その上で自分の考えた仮説やアイディアが適切だったのか、本当に自分のやりたいことだったのかを確認、判断していけばいい。

最終形に捉われるあまりに、結局何もできないということはよくある話だと思う。そして自分には力がないんだ、と自信をなくしてしまい、モチベーションが下がるといった悪循環に陥りやすい。

まずは小さく始めてみるというのが極めて大事。

5.周りに言いふらして、自分を追い込む

これもやっている人は多いと思うが、自分のやりたいこと、考えていることを、稚拙なものでもいいので、あえて公言してみる。公言することで自分を追い込む。というやり方はある。

もう少しマイルドなやり方として、自分のアイディアに対して前向きな反応を示してくれそうな人を見つけ、壁打ち相手になってもらうというものもある。

やはり一人だけだと煮詰まってしまう、ということと、自分の考えた仮説なりアイディアの妥当性を検証する意味で、第三者を巻き込むというやり方は有効だろう。

まとめ

このようなやり方は、既に実践されている方も多いかもしれないし、アイディアを形にしていく、というだけでなく、勉強や仕事のモチベーション維持のためにいろいろと工夫されている方も多いと思う。

いずれにしても、アイディアがなかなか形にならない、結局自分には何もできない。といって自分の力を卑下するのではなく、形にできるような環境を作っていくこと。まずはその環境づくりに知恵を出していくといいのかもしれない。


宜しければサポートをお願いします。頂いたサポートを元に、今後もお役に立てるような情報を発信していけたらと思います。