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趣味の学習計画 一般人が精神分析を学ぶには

前置き

私は精神分析に興味があり、これまであれこれランダムに入門書を読んできた。そしてここにきて、もっと学びたくなった。すなわち、
・系統立った知識を
・一定の期間を定めて
・できたらテスト/レポート付きで

学びたい。

そこで、どうすればそれが可能か調べ、学習計画を立ててみた。ここにその学習計画を記しておく。これには自分と同じように、趣味で精神分析を学びたいと思っている中年会社員(はたして、いるだろうか?)の参考になれば、という思いと、計画を公開することで後戻りができないようにしておこうという思惑がある。

前提

・私は英語が読めない、医学知識がない、医学・心理学系専門職とは何ら関わりのない一般企業に勤める中年である
・趣味として精神分析を学びたい
・想定レベルとしては、大学の教養学部の基礎講座の「精神分析入門」くらいが望ましい

探してみた

これまで自分で手に取って読んだものの中では、藤山直樹『集中講義・精神分析』が読みやすく、学びの道標となってくれた。これは上智大学での精神分析についての1年分の講義録をもとにしている。こうした内容を、教師の手解き付きで読み解くような講座を受けることができれば、一番いい。ということで探してみた。

「上智大学 精神分析」で検索。以下の講座がヒットする。

上智大学/総合人間科学部/ 心理学科/「精神分析」/吾妻 壮

おお、これはかなり理想に近い…。しかし、この科目は上智大学の社会人科目履修生が受講可能な講義一覧に含まれていなかった。残念。

「精神分析 学びたい」で検索すると、私の要望に合うようなものは中々ヒットしない。色々調べた結果感じたのは、大学の授業以外の精神分析講座・セミナーはざっくり言って、
・初学者向けなんてものはない
・専門職向けのものは豊富にある

ということだ。

まあ、そりゃあそうだろう。精神分析は超マイナーな学術領域で、専門家になるには医学部卒後、数年から十数年にわたる訓練分析を受ける必要がある。なかなか一般人で興味を持つ人は少ないし、よって、一般向けの講座はない。(※周辺的なものはある)

しかし私のような趣味で学びたい人間も皆無ではないだろう。何がふさわしいのか?

結論として、私はこのセミナーを指標とすることにした。理由としては、以下が挙げられる。

・3年かけて精神分析を基礎から体系立てて学ぶという内容である
・受講資格が初学者寄り。
「医療、心理、社会福祉、教育などの専門の資格を1年以上持ち、あるいは専門職に1年以上就き、守秘義務を果たすことができる人」。私はこれにはあてはまらないが、他のものが「専門職3年以上」などであるのに比べてハードルが低い。
・セミナー内容が書籍にまとめられている
・プログラムが公開されている


私は受講資格がないので、セミナーそのものには参加できない。よって、書籍を購入し、プログラムを参考にしながら、勝手に自分で学ぶ。

私の学習計画

このプログラムは18回で1カ年分。それが3カ年分ある。月2回のペースで学習日を設け、4回に一度は3回分のまとめ又はバッファとし、1年で18回を修了することにする。1回の学習内容は以下とする。

内容:プログラムの1講義(2h15min)分
やり方:
書籍の該当部分を読み、内容をまとめる。自分なりの理解をレポートする。
参考文献として、藤山直樹『集中講義・精神分析』、小此木 啓吾 ・編『精神分析辞典』、各回の参考文献を参照する。
評価:
レポートをパートナー(精神分析の知見・興味なし。分析哲学の徒)に提出し、なんか感想もらう

これを2023.1~3年間行う。これで、当初の目的、「系統立った知識を、一定の期間を定めて、できたらテスト/レポート付きで学びたい」は果たせそうだ。パートナーにとっては完全な巻き込まれ事故ではあるけれど。ではやってみよう!

当座の学習スケジュール

1-1.精神分析の基礎  精神分析とは何か・精神分析⼩史
2023/1/7(土) 7:00~10:00 

1-2.精神分析の基礎  無意識について
2023/1/21(土) 7:00~10:00

1-3.精神分析の基礎  夢と象徴機能
2023/2/4(土) 7:00~10:00

1-4.精神分析の基礎  総括orバッファ
2023/2/18(土) 7:00~10:00