トライアスリートに競泳競技は必要か

世界水泳男子1500m
前年まではOWS2冠を達成したドイツのウェルブロック、5km2位のイタリアのパルトリエニリ、ウクライナのロマンチェックに東京五輪で800,1500を制したアメリカのフィンケで長距離4四天王を形成されていた。

ところが800mで400mで優勝を争ったオーストラリアのショート、チェニジアのハフアウイがその勢いを持続して金メダルを争った。

そして1500mはその二人がエントリーしたが距離に不安があるという評価だった。ウェルブロックやロマンチェックはOWSの疲れが著しく割引せざるを得なかった。フィンケにとって見たら勝たなければならないレースだった。

ふたを開けてみたらチェニジアのハフアウイがスピードで押し切ってしまった。ロバートフィンケは僅差の銀メダル、3位にはショートだった。

上位3人に言えるのはプールで鍛えられたスピードがあるということ。逆にOWS組はコンディションが万全ではないということもあるがスピード勝負だったら太刀打ちできない。女子で無双の強さを見せたレデッキーもプールでスピードを磨いた。実質400mも出ているのだから。

トライアスリートに競泳競技は必要か

ランの世界に例えるならトラックがプールでロードが海だ。市民ランナーの多くはロードで練習しているが、速い市民ランナーはトラックで練習している。なぜなら、スピード練習ができるからこれがロードだと足に負担がかかって最悪故障につながる。

トライアスリートで記録関係なく完走したいというのであればともかく、結果を出したいというのであれば競泳競技をやったほうがいいだろう。ランナーの例にまた例えるが速いランナーはマラソンのみではなくトラック競技にも出ている。一般の市民ランナーはレベルが高いので敬遠したがるがそれでいい。その大会で出るために練習すればいいというわけだから。水泳の世界だって同様だ。OWSでは一般の市民スイマーは出ているが競泳はレベルが高いので敬遠しがちだ。出たければ練習して出場するレベルに達することだろう。プールでスピードを鍛えればOWSやロングディスタンスにも通じていくと思う。


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