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【拝啓】4月が終わる

新年度に入ってピリピリとした空気が、少しずつやわらいできた気がする。そう思えた頃には、4月が終わろうとしていた。

毎月30日はサオリの日に決めた。サオ(30)リの語呂合わせから、今勝手に決めた。この日は、読みに来てくださったあなたと私自身を労う、手紙のような文章を書こうと思う。


新年度最初の1ヶ月は、どんな日々だっただろうか。慣れない環境にモヤモヤしている人もいるだろうし、やりたいことができてスッキリした人、喜びで心が満ちた人もいるだろう。

どんな心持ちであっても、日々を駆け抜けた事実に変わりはない。どんなに苦しくても、どんなに自分自身を肯定できなくても、この事実だけは現実味を帯びている。

よく頑張ったよ、あなたも私も。

むしろ、頑張りすぎたぐらいじゃない?「新年度だから」で全てを丸め込んでもいいんじゃないかっていうくらい、みんなよく頑張ったよ(上から目線に思えたらごめんね)。えらい、えらいよ。

どうかあなた自身を褒めてあげて。私も私自身を褒めるから。私の方が頑張った、あなたはまだまだできる、そういうのはやめて。あなたも頑張った、私も頑張った。それでいいの。

この1ヶ月頑張った私たちを、たくさん褒めてあげようね。今日くらいはご褒美も買っちゃえ。いっぱい自分自身を甘やかしてあげよう。


4月を駆け抜けた皆様、お疲れ様でした。

5月も頑張りすぎないように頑張ろうね。


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