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私が会社を辞めてフリーで働くまで

こんにちは、会社を辞めて2ヶ月ちょっと経ちますが今の所、割と機嫌よく日々活動してるので、今までの2年間くらいのこと記録しておこうと思います!

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現在39歳のこの夏の8月末で、8年務めたフローレンスを退職しました。

ただ、退職したと言っても引き続き業務委託としてお仕事をいただいていて、更に言うと業務内容は同じものにしてもらい、仕事内容は変わらないのでまあなんと言うか、やってることにはそんなに変わりばえはないように思います。

会社のみんなも今までと同じ様に接してくれるし。

で、辞めてから2ヶ月ちょっと、色々変わったなと思うこともたくさんあるんですが、誰かの参考になればと辞めるまでのことをまず書いてみます。(私も以前は、会社を辞めてフリーで働いている人のことが不思議でたまらなかったから。)

独立する人のほとんどが、「新しい事業始める準備します」とか「いやー、まだ何も考えてないんですよね」とかそんな事を言うもんだから、「え?なになに?準備するのはいいけど、すごい蓄えがあるってこと?」とか「何も考えてなくて辞めてどーすんの?」とかほんと理解できなかった。つまりどういうことですか?と疑問だらけでした。

なんの後ろ盾も保証もない中でどうして安定・安心を捨てるのかと。

でも自分がいざ、会社やめると決意したときには【勢い9割】って感じであんまり細かいこと考えてなかったように思います。
この先はなんとかなるだろうという自信と、自由になれるという嬉しさのみ。

そして、働き方を変えたいとか、組織を離れて仕事をする(フリーランスのような)ことをしてみたいと本気で思い始めたのは、ほんのこの今年の春先だったんです。

ただ、もっと前から心の準備は始まっていて、、、。

■ターニングポーントはいつだったか

今から2年くらい前、2017年の暮れくらいに事業部のサブマネージャーという役割を降りることになり、そこから道が分かれて違う道を進み始め、何かが変わってきたように思います。

というのも、その頃は新規事業立ち上げの募集に手を上げて異動し、2年が経ち、立ち上げ期を経て丁度次のステップに進む難しい局面に事業自体が置かれていました。

そのことで自分自身のメンタルが良くなく、これ以上中間管理職的なプレイングマネージャーな立場でみんなを引っ張っていくエネルギーは、その時はもう残ってないと感じていて、このままいくと倒れてしまう(うつ的な)不安がありました。

そして自分自身がそういう局面であるのにも関わらず、更に重い業務を持たされそうになったので、その時にあっさりと役職を降り、他の事業部への異動を希望しました。

その時、会社の中では割と社歴は長い方だったので、職位を上げていくという道を進めることができなかったことに年齢的なこともあり、少し恥ずかしさや無力感を感じていた記憶はあります。

でもメンタル壊すよりは逃げた方がいいから、降りたことが気になってたのではないのですが、同じ頃に入った人はマネージャーにもなったりしてるのに、私ってば能力ないのかなー。みたいには思ってたと思います。

ただもうその頃は全てが楽しくなくなっていて、日々愚痴を吐き出すことでしか自分を保てなくなってたし、とにかく嫌なことしかなかったし、途中で投げ出した感じになったけど、今となっては別に何も思いません、通過点としか。

私は「周りに迷惑がかかるから◯◯できない」とはあまり思わないタイプです。自分にとっては当然自分が一番大事だし、健康でないと働けないので、健康を害する方が自分にも周りにも良くないでしょ。と思ってます。

■他の道を探し始める

部署異動した先ではまた、今までとは違う業務の担当になって、やりがいはあったしおもしろかったし、仕事に追われ始めて「慣れる」とか「覚える」とかに必死になりつつ、今思うとすぐに他の道を大股で歩き始めたんですよね。

そして気持ちも「会社の中で職位を上げたり、マネジメントするような役割に進まないなら、個人の可能性を広げたいな」と変わってきました。

そこで、改めて色々と考えてみたら、社会福祉の領域には興味あるなーと思ってたけど社会福祉士(ソーシャルワーカー)ではなかったから、そっかやっぱり心理系の方(カウンセラー)に自分は興味があるなと気づいた。確かに大学も心理学部だったから。

で、まー3ヶ月くらい色々思い悩んだんですけど、悩んでも何も始まらなくて悶々とする日々が過ぎて行くだけなので、何かやろう!と思い、簡単なところで「産業カウンセラー」か「キャリアコンサルタント」の資格を取ってみよう。ということで、キャリアコンサルタントの勉強をすることにしました。

※キャリアコンサルタントは国家資格なうえに、年に3回試験があって(3回もあれば受かるでしょと)受けないといけない講座も3ヶ月で終わる。更に教育給付金も割と多く返ってくるということで単純に決めました。

結局キャリアコンサルタントの養成講座に通い始めたのは、部署異動してから9ヶ月後だったのでちょっと時間が空いてしまったんですが、この時期に行ったことも後になってみたらよかったんですよね。

キャリアコンサルタントの養成講座は、今思えば本当に行ってよかったと思う。

・同じ資格取得を志す向上心のある仲間(年齢問わす)と出会えたこと
・カウンセリングの理論や手法を1から学べたこと
・法律や人事制度、雇用情勢や人材業界の動向を知ることができたこと
・自分の今後のキャリアについて深く考察したり、客観的に考えたりする機会を持てたこと
・何よりも、何か新しいことを始めたら今の場所から一歩進めたこと

数えればキリがないんですが、とてもたくさんものを得ることができました。

そして、導かれるような気もするんですが、自分が今まで疑問に思ってたことへの「解」もいくつも見つけることができて、本当に有意義な時間でした。

毎週土曜日3ヶ月間、1回も休まずに大きな遅刻もせずに通ったのも、
以外と自分やればできるじゃーん、みたいな気持ちにもなりましたね。

■そして更に新しいことに挑戦してみた

割とハイテンションな日々の中で、その頃に私の人生で割と大きな、考えが変わる別の経験もありました。それは、今年の春に統一地方選挙で、縁があった候補者の方の選挙のお手伝いでした。

詳細は割愛しますが、とにかく選挙に関わって思ったことは
「選挙ってなんてリスクの高い挑戦なんだ。」ということ。

候補者は自分の私財を投げ打って、基本的には自分のお金で選挙活動をします。寄付などはありますが、どこかから補助金が出る訳ではありません。
(大きい政党に所属している人は違うのか?よく知らないですが)

そんな中で、当選する保証ってどこにもない中で、選挙活動のために会社を辞めたりして選挙に出たりもしますよね。
でもどんなに知名度があっても想いのある人でも、良い政策を掲げていても落選することはあります。

でも挑戦するんですよ。選挙に。
逆に言うと選挙は立候補しないと、当選することもない。
つまりはどんなにリスクがあっても、挑戦すれば失敗するかもしれないけど、成功する可能性もある。挑戦しなかったら失敗はしないけど成功する可能性はゼロ。

そのようなことを経験して、間近で見て心が決まったように思いました。
失敗することって決してマイナスではなく、そこからまた新しいころが始まることでしかないと。
だから新しいことに挑戦しなければ、自分から動かなかったら今と同じ生活がずっと続くだけなんだと。

■会社の組織体制に自分が合わなくなった

ちょっと話が逸れますが、会社での立ち位置とか居場所とか、入社して8年も経つとやっぱり取り巻く環境が変わってきます。

どんどんどんどん、新しい人が入ってきて新しい事業も増えて進んでいく。
徐々に現場の方々の顔がわからなくなるのは当たり前で、本部のスタッフの顔と名前も一致しなくなっていく。

他事業部でやってる事業のことは、更に見えづらくなりその内興味自体失っていく。
自分の仕事の領域のことしか見えなくなって、ただそれをこなす日々になっていく。

社員が増えると、管理する立場の人たちがリスクを恐れてチャレンジできなくなっていく。

などなど、会社が大きくなるに従って変容していく組織の体制に自分自身が合わなくなったと感じることが多くなりました。
これも会社を辞める(関わる立場を変える)一因でした。

■具体的に会社を辞める準備する

一方で、キャリアコンサルタントの資格試験が夏にあるし(たぶん受かるし。←実際は落ちた)そうすると何かしらの次の道が見えて来そうだから、そこで会社を辞めようと。でも、所得の確保は必要だから、今の会社で引き続き仕事もらえるといいな。と春先から漠然と考えるようになりました。

そこでやったこととしてはこういうこと。

・上司に「こういう働き方がしたい」と相談
・フリーランスで働いているお友達、知り合いに会って話を聞いて具体的に想像する
・周りにも「こういう働き方に変えようと思っている」ということを話して後戻りできないようにする

そして、上司がとても個人の特性を理解して適切に人事について動いてくれる人だったので、トントンと話が進み、業務委託でお仕事ももらえることが決まり、退職届を出し、業務委託契約を結び、ひっそりと退職しました。

■さいごに

現在は仕事の6割~7割がフローレンスのお仕事で、それ以外は本当にいろんなことをしています。

時間的に自由になると、やりたいことや興味が湧き出てきて
本来の自分を取り戻したようなそんな感覚です。

全ての人がこのような働き方が向いているとは当然思いませんが、自分にとってはとても良い経験だなと日々感じています。
何でも自分で決めて自分で結果を受け止めて、自分で考えて、自分で行動してって以外とやってたようでやってなかったんですね。

今後も引き続き、自分の心の機微に寄り添いながら働き、生活していきたいと思います。

それでは~。







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