見出し画像

ゴジラ全作レビュー&イラスト(13)ゴジラ対メガロ

ジェット・ジャガー以外頭に入らないんですが、、、

ストーリーはこんな感じ

■人類による地下核実験で海底王国シートピアは大きな被害を受ける。シートピアのアントニオ司令官は
怪獣メガロを召喚し人類への復讐のため都市を破壊する。
■伊吹吾郎は自宅の研究室でロボットジェットジャガーを製造していたが、アントニオはそれを奪いに来たのだ。
■伊吹吾郎はジェットジャガーをコントロールし、正義の怪獣ゴジラを呼びにいかせる。ジェットジャガーはゴジラを発見、救援を要請する
■ガイガン、メガロ対ゴジラ、ジェットジャガーの壮絶なバトル。
■戦いが終わりジェットジャガーは吾郎たちのところに戻ると下の大きさに戻った。

ゴジラシリーズワーストの出来と言われている本作!
確かに予算がないのがモロわかってしまう、しかもヒロイン無し、ミニチュア破壊も少ない、戦闘シーン使い回しという

300万年前に海底に王国を築いたシートピア人が人類の身勝手な核実験で住む場所を奪われたという被害者なんですが、悪者か被害者か描写がポジションがはっきりしないのがイマイチ。
王国の造形がチープで、謎の外国人が古代ギリシャ風衣装を着てるとか映画というよりは学園祭の出し物レベル。
なぜジェットジャガーを奪ってメガロを先導させるのか今ひとつ意味不明、、、
ということで見どころの少ない本作、しかし

唯一にして最大の見どころはジェット・ジャガーだ

ヒーローものブームの流れに乗ってゴジラシリーズにヒーローロボが登場。昔は違和感しかなかったんですが今見ると意外に味がある。ただ以降のシリーズには登場しないのが残念(アニメのSPには登場したけど)

『エビラの若大将』で見せた福田純監督の”作家性”が再び爆発したところはあります。
好き勝手に撮っていて、妙に長いカーチェイス、ジャズロック風のサウンド、あと人間の格闘シーンでは手ブレカメラを多用、これがグラグラして画面酔いしそうになる😅
この手ブレカメラはゴジラ戦闘シーンでも使われていて、意外に迫力があるなあと思った。

福田純も低予算の中で敗戦処理みたいに撮らされて気の毒ではあるが本作のB級感はある意味すごいです。

見直されるべき一作かもしれません、おすすめはしませんが

ではでは

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?