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白いシャツの話

皆さんは白いシャツ持ってますか?
誰でも一度は袖を通したことのある白いシャツ。
白いシャツを着ると何故だか気持ちがシャキっとしますよね。不思議です。

一口に白と言っても人が識別できるだけで200色以上あるそうです。(アンミカさんも言ってましたね!)
純白、乳白色、象牙色、生成り…などなど。
同じ白シャツでも学生服の白シャツは青白いし、ナチュラル系の女性が好むシャツは生成りっぽい物が多い。
そして、素材の違いによっても印象は全く異なります。
シルクのシャツはとても高級感があるけれど、綿のシャツはカジュアル感がありますね。

私は白いシャツが好きで何枚か持っているのですが、よく着るお気に入りの白いシャツは、イタリア製で綿100%のオーバーサイズのもの。
かなり着古しているので一見ヨレヨレなのですが、何だか格好いいんです。
でも、他人から見れば、ただのヨレヨレの小汚いシャツに見えているのかも…。

ファストファッションが浸透し、大量生産の裏側で大量の衣服が廃棄されている…というアパレル業界の問題をご存知の方も多いのではないでしょうか。
実はそれだけではなく、衣服になる前に廃棄されてしまう生地もたくさんあります。
長年服作りに携わり、そんな現状を目の当たりにして来ました。
いつも思います。「もったいない」と。
量産には少し足りなかったり、少し傷があったり。
それでも十分に使える物ばかりで、特に日本製の生地は本当に質の良いものばかりです。
そういう素材を無駄にしたくない。という想いで、廃棄されてしまう白い生地を使った服作りを始めました。
たくさんは作れないし、作らない。
ひとりひとりがお気に入りの服を大切に着ることで、問題解決の一助になるのではないかと思います。

白には、 ”つくり飾らないこと”  ”よそおったところがないこと” などの意味があるそうです。
白は、その人らしさを一番引き立てる色。
是非、ずっと大切に着たい自分らしい白いシャツを見つけて欲しいです。

よろしければ覗いてみて下さいね♪


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