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スマホ育児を辞めようと思ったワケ

スマホ育児、と聞くと子供に動画を見せて黙らせたり、アプリで遊ばせて時間を稼いだりという光景が思い浮かぶ。
が、それだけではないらしい。遊んでいる子供の横で親がスマホを弄っているのもスマホ育児のひとつなのだと知った。

それでいくと、私は典型的なスマホ育児ママだ。
そもそもスマホ依存症だし、動画こそ見せないようにしているものの授乳中や1人遊びする息子の横で常にスマホを弄っている。8割がたどーーーでもいい調べものや不要不急のsnsである。

スマホ育児反対!!

……そう言うと、世間から「どれだけ母親を追い詰めるんだ!」という怒りの声が上がるのも理解している。その気持ちもすごく分かる。私も筋金入りのスマホジャンキーなので。
ただスマホ育児が悪か善かで言えば確実に悪なのも現実。そんな事は誰だって知っている。知っているけど、ついついやってしまうのがスマホの怖いところ。

実際スマホは生活にかかせない。子育て情報を得るだけでなく、カメラ、マップ、電卓、スケジュール、家計簿、天気予報……ほぼ全てのことを担っているので、完全に触らないというのは無理に等しい。

生活に溶け込みすぎて、罪悪感も薄れてしまっている。それが一番危険だ。
一応子供のそばにいる、一応子供の問いかけに返事はしている、というこの「一応」が危機感を鈍らせる。この一応が、一日中続けばそれはもう立派な「ネグレクト」だ。

これについて精神科医の岡田尊司先生は「スマホ・ネグレクト」と呼んでいる。こうして名称がつくとなんだかより問題意識が強まる気がする。


スマホ育児は愛着障害を引き起こす

愛着障害は、重度から軽度まであるようだが、「自閉傾向」や「発達の凸凹、遅れ」を引き起こす。つまり、脳機能の発達(育ち)に問題が生じる。
子供が一生懸命話しかけているのに、親がスマホを弄りながら空返事をしても、それは返事をしている事にはならないらしいのだ。でも一応返事はしているというポーズを取っている親に、そこまで問題意識はない。

片手間では質の良いコミュニケーションはとれない

親に相手にされないと思った子供は、次第に諦めるという。思春期になって、「最近子供が全然会話してくれない」なんて悩み始めても遅いという事だ。子供を相手にしてなかったのは自分の方が先なのだから。

そうなると個人的には子供自身もスマホ依存に陥る可能性が高いと思っている。子供にゲームやスマホを与えるのは他の誰でもなく親だ。月々の支払いをしているのも親。親の責任は避けられない。

今ではなく、少し先の将来を見据えて思う。スマホに頼るのは辞めようと。完全には無理だろう。だけど少なくとも子供の隣りで不要不急のスマホ弄りはすぐにでも辞められる。

私の友達に、子供にスマホを見せない育児を実践している子がいる。

その子にLINEを送ると半日は既読にならない。家の中ではスマホを常に子供から隠しているからだ。
本当に凄いと思う。尊敬する。

私も今日は夕方息子と遊ぶ時、スマホを触らないよう向き合った。やってやれないこともない。スマホを弄るのは息子が寝ている間だけ。基本誰からも連絡なんて来ないんだから本来はそれで十分な筈である。(かわいそう)

うん、明日も頑張ろう。


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