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◇謹賀新年◇2023年活動報告

みなさん、明けましておめでとうございます。(投稿が遅くなりました。)record 1.5共同代表 中村涼夏・山本大貴です。
旧年中は、格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございました。本年もより一層、気候危機ムーブメントの機運が高まる活動を行います。変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

また、このたびの「令和6年能登半島地震」により被害にあわれた皆様に謹んでお見舞い申しあげますとともに、被災地の一日も早い復旧を、心よりお祈り申しあげます。

本noteは2023年の活動をまとめたレポートです。是非お読みください。


◆2023年を振り返って◆

2023年はrecord 1.5にとって、「COP27ドキュメンタリー 気候危機が叫ぶ Recording The People Voice」の公開を通じて、「答えのない問い」を共有する仲間との出会いの年となりました。

4月までは無理な編集スケジュールに、妥協したくないがために何度も共同代表同士がぶつかり合う始末…。本当に公開できるのか不安だらけでしたが、多くの方に支えられ何とか公開まで漕ぎつくことができました。

東京から始まった自主上映会は、広島、鹿児島、京都、北海道、再び東京と全国で開催しました。依頼上映もいただき、多くの方に市民の熱をお伝えできたのではないかと思います。また私達は上映のみにとらわれず参加者との対話も大切にしてきました。「気候危機の最前線に立つ人達と連帯するにはどうすればよいのか」「自分たちの特権とどう向き合いながら活動するか」等。同じ映像から生まれる多様な問いと向き合う時間は、私達にとって貴重な時間でした。そんな時間を共有することができたみなさんとお会いできたことは運命であると同時に、新たな仲間との出会いでした。

2023年の活動へご協力・ご参加頂いたみなさんによって邁進した1年でした。誠にありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

◆record 1.5活動報告(2023年度)◆

◇「COP27ドキュメンタリー 気候危機が叫ぶ Recording The People Voice」Youtube版公開◇

2022年11月にエジプト、シャルム・エル・シェイクにて取材しYoutubeにて公開した「COP27ドキュメンタリー 気候危機が叫ぶ Recording The People Voice」の公開は2023年4月でした。

公開にあたり、2023年年明けより構想の再検討を行い、2月より本格的な編集作業、サウンドやデザインのご協力・提供を頂き、予告映像を3月に公開致しました。また同じく3月にはクラウドファンディングの一部ご支援者、出演者と共に映像レビュー会を開催し、参加者のみなさんに多くのアドバイスとご声援を頂きました。ご参加頂いたみなさん、ありがとうございました。

映像の再生回数については2023年末以下でした。

  • 予告映像:約1300回

  • Chapter1「これまでの これからのCOP」:約1300回

  • Chapter2「日本の現在地」:約700回

  • Chapter3「若者は多様」:約700回

  • Chapter4「声:叫び」:約750回

  • Chapter5「Loss and Damage~損失と損害~」:約350回

  • Chapter6「わたしの視点」:約400回

SNSでの拡散やオンライン上映会、講演会などを通して多くの方に映像を見て頂きました。

◇「COP27ドキュメンタリー 気候危機が叫ぶ Recording The People Voice」ディレクターズカット版公開◇

上記のYoutube版とは別に作成した約100分のディレクターズカット版はYoutube版ではお見せすることが難しい映像を取り入れた独自の映像となりました。

4月29日の東京上映会を皮切りに全国での自主上映会や依頼上映会で公開し、ご視聴頂きました。Youtube版とは違い、市民アクションや、現地での葛藤の様子を連続した形で視聴して頂くことで、断片的な気候危機の問題提起ではなく、民主主義のあり方を見つめ直し問題提起を行うことが出来ました。

ディレクターズカット版は今後もリアル会場での上映を主とし、上映会にお越しくださった方と問いを深めていきます。

◇「COP27ドキュメンタリー 気候危機が叫ぶ Recording The People Voice」上映会・講演会活動◇

Youtube版・ディレクターズカット版共に活用し、2023年4月以降、上映会・講演会活動を行いました。以下、2023年末実績です。

  • 自主上映会(対面)   :6回

  • 自主上映会(オンライン):2回

  • 依頼上映会・講演会  :9回

  • その他上映会     :2回

  • 総参加者数:約600人

小金井市で行われた依頼上映会の様子。
青森市での依頼講演会にて。参加者が少数の場合、参加者の方と個別でお話しさせて頂きました。

また限られた時間で実施する講演会・上映会では特別マガジンも作成し、寄付金の返礼品としてお渡ししました。初めて気候危機に関するイベントに参加した方、最近COPを知りその歴史を学びたい方、映像作品を作る想いを知りたい方、多くの方に手にとって頂けました。

今後は依頼上映会を中心に「COP27ドキュメンタリー 気候危機が叫ぶ Recording The People Voice」上映会・講演会活動を行いつつ、自主上映会も検討していきたいと考えて居ます。

◇Podcast・Youtubeライブ◇

ドキュメンタリー活動とは別に2023年はPodcastやYoutubeライブの配信にも力を入れました。

#キクキキと名づけ、気候危機に、社会課題に向き合う≪危機感≫を訊ね、共有する本企画はPodcastは11エピソード、Youtubeライブは6配信行いました。

直近ではCOP28特集をPodcastにて行い、私たちが取材したCOP27との進捗や現地での様子を参加者にインタビューしました。是非お聞きください。

◇メディア出演・登壇(一部)◇

◆2024年活動計画◆

2024年は国内のドキュメンタリープロジェクトに注力していこうと考えています。2022〜23年は国際的な熱量を皆さんにお届けしてきました。そこにはあらゆる背景を持つ人々が連帯をすることで、国際社会に警鐘を鳴らしていました。声を上げる現場は国際会議にとどまりません。日本でもフロントラインで声を上げる人々がいます。そんな地域の人々と歩んでいきたいと考えています。

メインプロジェクトは国内の石炭火力発電建設の現場です。自分の地域の石炭火力発電所と向き合う地元住民の声を丁寧に拾い上げ、記録していく予定です。2024年はエネルギー基本計画や温室効果ガス削減目標等の重要な見直しや議論が行われる予定です。プロジェクト以外にも、気候変動に声を上げる現場をみなさんにお届けし、運動に新たなパワーとうねりをを与えたいと考えています。

◆イベント登壇のお知らせ◆

2024年1月~2月にPatagonia直営店で開催される「トーク&セッション:地方議員という選択。 暑すぎた夏。日本の気候変動対策のいま。」にrecord 1.5が一部登壇いたします。

 本イベントのうち、record 1.5では5回イベントのお手伝いをさせて頂き、気候危機の問題点を伝える勉強パートにてお話させて頂く予定です。

 また、他団体の方とも一緒に登壇しますので、気候危機や地方自治について多角的にお話が出来るようです。主にPatagoniaの直営店の閉店後の時間に開催されるイベントですので、ゆっくり登壇者、参加者、Patagoniaのスタッフの方とお話が出来る機会です。

以下がrecord 1.5がお手伝いさせて頂くイベントです。(全5回)

  • 1/19(金)19時半~ 目白店(山本登壇)

  • 1/26(金)19時半~ 福岡店(中村登壇)

  • 2/4(日)19時半~ 二子玉川店(山本登壇)

  • 2/5(月)19時半~ 広島店(中村登壇)

  • 2/7(水)19時半 ゲートシティ大崎店(山本登壇) 

全ての回で市民アクションを行う団体が、共通のテーマでお話する予定ですので、お近くの店舗でご参加でも大丈夫です。ぜひご参加ください。

参加お申込みはこちら

◆更新状況◆
2024/1/16:公開しました。

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