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自分にできる小さいことをする(双極症)

「本人にできることはせいぜい薬を欠かさず飲み、社会リズムを安定させることである」

水島広子『対人関係療法で治す双極性障害』

 この水島広子先生の文章は、もしかして、「自分にはやれることがない」と受け止められるかもしれないのですが、私はかえって力づけられると思っています。これだけ「自分ではどうしようもない状況の中」症状を改善したいと取り組んでいるのですから。

 そこで、薬をちゃんと飲むメリットを考えてみました。
★主治医を信じること、主治医に信じてもらうこと、
★家族の一員としての役割を果たすこと、
★双極性障害の自覚を持っていること
★エピソード(躁や鬱が始まって終わるまでの一連の動き)が起こらないように自分で自分を守ること。
 
 「薬を欠かさず飲むこと」は、ときに難しいです。毎日一定量飲み続けなければならない手間に加えて、

「この薬は合わないんじゃないか」「なぜこんなに眠いのか」
「太ってきた」「ネットではこの薬はだめだと書いてある」
「増やした方がいいのか」「減らした方がいいのか」

など疑問が出てくる日もあります。主治医に相談しないで勝手に服薬をやめたくなることが私もありました。

「薬を欠かさず飲んでいる」それだけで十分立派なのだと思います。

そんな、自分にできる、小さいことをしていきましょう。




https://note.com/embed/notes/n6b59c07a8557

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