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中枢性顔面神経麻痺~随意運動と情動運動~

こんにちは!ST小笠原です😊

さて、今回は中枢性顔面神経麻痺についてまとめていきたいと思います。

急性期や回復期など、リハビリテーションを専門とする病院で働くスタッフであれば、脳血管障害後の中枢性顔面神経麻痺の患者さんを目にする機会は
少なくないと思います。

STの臨床場面では、中枢性顔面神経麻痺は審美的な問題だけでなく、嚥下や構音にも関わる重要な病態となることがあります。

「イー」「ウー」と口唇の横引きや突出をしてもらうと、麻痺側の動きが
健側に比べ乏しく、左右非対称になり、麻痺の程度を見ることが多いです。
しかし、普段何気なく笑った時には、その麻痺の程度よりも軽く、ほぼ左右対称に口角が上がっていることがあります。

「あれ?」と思ったことのあるSTさん、私の他にもいるのではないでしょうか?
麻痺しているのであれば、同じように左右非対称になるのではないでしょうか?

今回は、この疑問を解消できるよう、簡単にまとめてみました。

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