久しぶりにノートを見てみたら、
昨年の４月にこんな事を書いていた。

予想通り、インバウンドが好調なので、
続きを書いてみたいと思います。

好調の本当の要因は円安

安いから日本に来ている。これが本質だろう。
日本の文化が受け入れられている。と考えるのは早合点だと思う。

円安が終われば恐らく極端に訪日外国人は減少するだろう。

だが、この円安で多くの訪日外国人が来るのは
日本にとっては本当にラッキーで、これがなければ一体どのくらい景気が落ち込んでいただろう。と思う。

安いから文化を知る機会を作れている

安いから日本に来てくれている。は、良いことだ。

いくら良いものを作っていても、知って貰う機会がなければこの世に存在しないのと同じ。

円安のお陰で、沢山の訪日外国人に日本の文化を知る機会を得られている。
中には日本文化を好きになって何度も訪問しており、もう５回目とか１０回を超える人も結構いる。

日本以外の国は逆に円高で苦しんでいる。
それも重なって安く旅行できる日本を旅行先に選んでくれている。

円安様々だ。

外国人をリピーターに

この市場の隆起を単に喜んでいるだけでは非常にもったいない。
やはりリピーターになってもらうためにどうすればよいかを考えるべき。

世界には８０億人の人口がおり、日本の約８０倍。
もしかすると日本人向けにリピーター対策をするより、多くリピートしてくれる可能性もある。

ただ、時々それをよくわかっていない企業もいるようで、EC系のシステムでメールアドレスをそのプラットフォームに取られてしまうシステムもあるらしく、安いからとそういうものを契約してしまい、１度買ったっきりで終わらせてしまっている事もあるらしい。

もったいない。非常にもったいない。

売れているのはモノではなく体験

日本に来ている訪日外国人は、日本の高価なものより庶民的で一般的なものを好んで体験しているようです。

なにか高価なものを欲しがるというより、体験を求めている方が多い。

自動販売機の多さに驚くし、街がキレイなことに驚くし、電車がピッタリ時間通りに来て、数分でも遅れればお詫びのアナウンスが出ることに異次元の街だという。

食べ物も食べたことが無いようなものばかりで、まず卵は生で食べたことが無い人が多いし、ラーメン、うどん、そばは日本以外には無い。たいやきが大好きな有名なアーティストもいる。その人は好きすぎて被り物まで作ってしまった。

何度もリピートするのはその店の主人の人柄

アフターコロナ以降、
YoutubeやInstagramなどを毎日のように見ているが、

何度もリピートしている人のインタビューが時々ある。

その際には、大概、その店の主人の人柄の事を言うことが多く「本当にフレンドリーで、また来たくなったんだよ」というケースが多い。

海外では日本の様に対応してくれるのは珍しいらしく、
高価なレストランに行かないと、日本の普通レベルの対応はしれくれないらしい。

普通の店だと、食ったらさっさと帰れ！と言わんばかり（実際に言う店もある）の店が通常だと言う。

それもあってか、日本で経験した「親切さ」はとても強い印象として残るようです。

我々が普段している接客や礼節が、とんでもないキラーコンテンツになっている事をよく自覚しておくべきだろう。そしてこれからも変わらず提供すべきだ。

そういう経験をした後、自国に帰ったときに時々メールマガジンが来たとすると、やはりその頃を懐かしがってみることもあるだろう。

そういう時は何かを売り込む必要はない。

楽しかった旅の思い出を思い起こして貰えればいいだけ。

もう一歩前に進める事があるとすると？

会話ができない事が残念だそうだ。

日本人と違って、外国人は長期休暇を取れることもあり
海外旅行が趣味の方が多い。

現地に行って、現地の人々と仲良くなったり、会話したりすることが大きな楽しみなんだそうだ。

だが、日本人は英語ができない。

ここが残念なところなのだそうだ。

もう一歩前に進める事があるとすると、
英会話なのかもしれない。

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