【北京大学留学日誌】中国における法学部、法律

こんばんは!はんやんです。

北京大学の授業が始まってから2週間が経ちました。先生が話している中国語がなかなか聞き取れず、四苦八苦しています。単位取れる気がしない...

さて、今回は中国における法律や法学部の地位というか、日本と比べてみてどうなんだろうということを書いてみたいと思います。といっても、まだ2週間しか経験していないので間違っている可能性大です💦

①北京大学法学院はエリート?

日本では、東大法学部といえば文系の最高峰と世間では言われていますね。ナントカ省の事務次官なんてのはほとんど東大法学部だし、就活も有利だって言われたりします。(あまり実感はないですが...)
学部棟も正門入ってすぐ、安田講堂の目の前の一丁目一番地にありますね。
学問に貴賎はありませんが、法学という学問は、日本では重視されてきたと言うことができるのではないかと思います。

では、北京大学法学院もエリートなのかって言うと、どうも違うみたいです。国家公務員になっていくのもあまりいないようですし(そもそも北京大学からはそんなに多くないみたい)、友達に聞いてみても入試のときの合格点もそんなに高くないみたい(=そんなに人気なわけではない)です。
むしろ、光華管理学院という経営学科みたいなところが人気みたいで、今は多くの学生がゴールドマンサックス行ったりするみたいです。
法学院の建物も割とこじんまりと建っていて、授業のときに教室が足りなくて別の建物使ったりしています。あ、でもけっこう綺麗ですよ!
ちなみに下の写真は憲法の授業の様子。1年生の必修科目です。割とぎゅうぎゅうです。

②中国において法律の持つ意味

中国の人に法を信じるか、人を信じるか、と聞いたらほとんどが人と答えるそうです。例が思いつかないというか遭遇したことないのでなんともですが、何か問題が起こっても、法に頼って解決するのではなくて身内や知り合いのコネでどうにかするというかんじです。早稲田の天児先生は「圏子」という言葉を用いてよく説明されていますが、北京大学の留学生向けの授業でも先生が全く同じことをおっしゃっていて、本当にそうなんだとびっくりしました。

その分、身内や友達はすごく密接な関係にあるようで、さっきの先生は家の鍵なんか色んな人に渡していて、家に帰ってきたときに持ってないときには管理人さんに言うのではなくてお隣さんに鍵開けてもらったりするそうです。

企業なんかも、日本に比べれば法律を遵守しようという雰囲気はありません。有名なのが環境問題で、実は中国の環境に関連する法律というのはだいぶ進んでいると言われています。しかし、「上に政策あれば下に対策あり」ということで、企業側はなあなあでやっているようです。(で、こういうのが汚職にも繋がったりするわけで)

法律とはちょっと違いますが、大きな横断歩道でも信号は平気で無視しますし、横断歩道ないところでいけそうだったら渡ったりします。

実際に法律を作っている人も自分が作った法律に対して「没意思(意味がない)」というふうに言ってしまっているようですし、法律やその考え方が中国では浸透しにくいのかなーと思います。


というわけで、今日はここまでです!読んでいただいてありがとうございました!文章書くの難しいですね...これからも 頑張っていきたいと思います。


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