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【UK JAZZ】"Go Go Penguin"のコンサートに行って来た話

さて、今回は全力で私の趣味丸出しの記事。

先日、日本にいたときから好きで、よく聴いていた、"GoGo Penguin"というジャズバンドのコンサートに初めて行って来ました!

GoGo Penguinとは、イギリスのマンチェスター出身のジャズバンド(ピアノトリオ)です。
発足当初からメンバーは入れ替わっていますが、現在は、

クリス・アイリングワース(ピアノ、キーボード)
ニック・ブラッカ(ダブルベース)
ジョン・スコット(ドラム)

の3人で活動しています。

楽器自体は、アコースティックな(電子的でない)ものを使用しているのですが、彼らが作り上げる音楽は、エレクトリックのようで、ロックのようで、クラシックのようで、ジャズなのです。
(注:たまに電子キーボードも使っています)

ふざけたネーミングとは裏腹に、スタイルはいたってクール。

例えて言うと、

「夜、誰も居ない大都会の中を、一人で颯爽と歩いている。」

そんな感じの音楽です。

なかなか抽象的な表現でわかりづらいかと思いますので、ユーチューブの公式チャンネルから少し拝借して紹介したいと思います。

GoGo Penguin - "Don't Go"

恥ずかしながら、私が留学先にイギリスを選んだ理由として、「GoGo Penguinのライブに行きたかったから」というのも理由の一つではあります。

そして今回、ついに夢がかなって実際にGoGo Penguinのライブに行くことができたわけです。

チケット自体は6月にとってあったのですが、ライブ本番は11月。
5か月もの間、ずっと楽しみにしていました!!

ただ正直、楽しみであった反面、一抹の不安もありました。

というのも、彼らの音楽はCDやストリーミング音源で聴く分には美しく、心地よさを感じるのですが、実際にライブとなると「ひょっとしたら退屈に感じるのではないだろうか」
そう思っていたのです。


…そして、結論から言うと、私の予想は間違っていました。
良い意味で、完全に予想を裏切られたのです!

1曲目を聴いた瞬間から鳥肌が立ちました。

「CDとは全然違う…!」

私は、CDやストリーミング音源のような静かで均衡のとれた美しい音楽を予想していたのですが、実際に目(耳)にしたのは、エネルギーに満ち溢れた、激しく、疾走感のあるパフォーマンス!!

特に、静と動の表現が素晴らしい!
”静か”なパートは流れるように美しく、そこから徐々に緊張を高めていき、”動”のパートで一気に力を放出する。
照明やドライアイスなど演出も相まって、会場の雰囲気はGoGo Penguinの3人に完全に支配されていました。

ドラムはともかく、ピアノとダブルベースといったアコースティックな楽器で、どうやってこんなにエネルギッシュな音楽を作り上げることができるのか、不思議で仕方がありません。

さらに、私が魅せられたのは、クリス・アイリングワースの変態さ(ポジティブな意味です)。

ピアノを弾くその指はの動きは、もはや文章で表現することができません。
一定のリズムを保ちながら、流麗に、優雅に、正確に、そして力強く弾くのです。
ピアノとキーボードを同時に、異なるリズムで弾いていたのにも驚かされました。

(それから個人的には、クリスがスタンウェイやベーゼンドルファーとかではなく、ヤマハのピアノを使用しているのも好感度高めです。)

ベースのニックも、ベースの役割をしっかりこなしながらも、クリエイティブでエネルギッシュなサウンドを作り上げ、
ドラムのジョンも、テンポが速い曲が多い中、リズムを狂わせることなく、長時間連続で力強いドラミング披露していました。

3人の息もぴったり
3人が3人だからこそのGoGo Penguin

当初の予想では、ライブ中、退屈に感じてしまうのではないか心配でしたが、結果として、GoGo Penguinのことがますます好きになってしまいました。

「次の機会にも絶対ライブに行こう!」

そう思わせてくれた最高のライブでした。



さて最後に、私のGGP愛がまだ収まらないので、コンサートで演奏された曲を少しだけ紹介したいと思います。

これを機に、少しでもGoGo Penguinの音楽や魅力を知ってもらえたら、一ファンとして幸いです!


GoGo Penguin - All Res


GoGo Penguin - Kora


GoGo Penguin - Ascent

※全てユーチューブの公式チャンネルより


私の趣味に最後までお付き合いくださった皆さま、本当にありがとうございました!笑


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