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YMS終了後の予定と目標

さて、私のイギリスでのワーキングホリデー(YMS)も残すところ1週間となりました。
ワーキングホリデー後のキャリア形成について、悩む方も多いと聞きますし、私自身も悩んでいる人のうちの一人です。

なので、需要があるかはわかりませんが、同じくワーホリ中(またはワーホリを検討中)の皆さんに「こんな進路選択をする奴もいるよ~」という参考程度に、私の今後の予定と目標をお知らせしたいと思います。

1 予定

イギリスでの大学院進学

以前の記事でイギリスの大学院からオファーをもらったということを書きましたが、その後、みなさんに進学先をお知らせしていませんでした。

結論から申し上げると、ヨーク大学のMaster of Public Administration(行政学修士)のコースへ進学します。

いくつかの大学からオファーをもらってから進学先を決定するまで、2か月半くらい悩みました。

何を悩んだかと言うと、自分の"学問的な興味""お金の問題"

コースのモジュールで最も惹かれてたのは、ノッティンガム大学です。

Public Administrationは、日本語では「行政学」という学問分野になるわけですが、ノッティンガム大学のそれは「マネジメント」寄りで、組織論や公共経営論といった分野に強みがある印象です。

一方のヨーク大学は、どちらかと言うと「ポリシーメイキング」寄りで、公共政策論や政治学、国際関係論といった要素が多く組み込まれています。

私としては、行政組織の「マネジメント」系を学びたかったので、最初はノッティンガム大学へ行きたいと強く思っていたのですが、そこに立ちはだかるのは"お金の問題"。

ノッティンガム大学のコースの年間の学費が、ヨーク大学と比較すると、(円安も影響し)日本円にして約100万円ほど高額になります。

学びたいことにはお金をかけてもよいと思ってはいるのですが、そのお金がなく、学費はお金を借りて工面する予定で、大学院を出て就職後10年程度で返済したいということを考えると、プラス100万円負担は大きくのしかかります。

その上、私の将来のキャリアが確約されたものでもありません。

そして、大学や大学院は「自ら学びに行くところ」です。

ヨーク大学でも、マネジメント系が全く学べないわけではありません。
その分野に精通した教授は、ノッティンガム大学と比較すると人数が少なくはなるのですが、いないわけではないので、質問等があれば聴きに行くことはできそうです。

というわけで、不確実な将来への投資は最小限にとどめ(それでも高額なのですが笑)、「自ら学びに行くぞ」という気持ちで、ヨーク大学への進学を決意した、という経緯になります。


ちなみに、エクセター大学からもオファーをいただいて、候補にあったのですが、引っ越しのことや、たまに友達に会いたいということを考えると、イングランド南西部のエクセターは、北部のチェスターやマンチェスターからのアクセスが悪く、地理的な観点から割と早めの段階で選択肢から除外し、オファーを辞退しました。


当面の予定

5月中旬:日本帰国
6月~8月末:日本でバイト?
9月:イギリス(ヨーク)へ渡航
10月:大学院始業
12月:ヨークのクリスマスマーケットを楽しむ
7月:修士論文に追われつつ、就職活動(?)


2 目標

さて、YMSでイギリスに来る前に立てていた目標は、

「海外で働いた経験を地元に持ち帰って、地元の役に立ちたい」

というものでした。
そして、今もこの目標は変わっていません。

ただ、当初この目標の達成のためには、YMSを含めて5年程度は海外経験が必要だろうな、と思っていたのですが、今ではもう少し必要かな、とも考えています。

(1)長期目標:海外で働いた経験を地元に持ち帰って、地元の役に立つ

それでも、やはり最終的には地元に落ち着いて、家庭を持って、子育てとかをしたいという気持ちがあるので、30代のうちは思いっきりやりたいことをやって、経験を積んで、遅くとも40代の前半頃には地元に戻れたらいいな、と思っています。

ただ、何をやって役に立つのかは、まだ具体的なビジョンはなく、ざっくりとしている状態です。

(2)中期目標:スキルの獲得、第二外国語の勉強

日本では「英語ができる」というのは、一つのスキルになるわけですが、海外で働くとなると、英語はできて当たり前。そのうえでプラスアルファになるようなスキルが求められます。

今回イギリスの大学院へ行って勉強することも、一つのスキルアップなのですが、Public Administrationは専門的なスキルと言うよりは、ややジェネラルな感じで、どちらかと言うと、行政組織や非政府組織のマネージャーなど、リーダーを育成する学問のような気がしています。

もちろん、(能力があるかは別として)将来的にマネージャーなど、リーダー的な存在になれたらいいなという願望はあるのですが、それ以前に、競争倍率の高い海外での仕事を得るには、何か特別な経験やスキルがあった方が有利です。

大学院の勉強の傍ら、何かのスキルを勉強したり習得できれば話は早いのですが、根が怠け者の自分には無理な気がしています。

そのため、大学院修了後は、国際的な環境で仕事ができる日本の組織や企業への就職を目指し、そこで少し経験とスキルを積んで、海外の組織や企業に転職する、という目標が、比較的達成の可能性が高いかな。と踏んでいます。(それでも私にとっては、だいぶ高い目標設定なのですが。笑)

それからもう一つは、第二外国語の習得です。

海外で働くうえで、第二外国語の知識があると、これもまた有利に働きます。

ただ、習得すると言っても、今から流暢になるまで頑張ろうとすると、時間とコストがかかり、難易度も高いので、ざっくりとした情報収集ができる程度に、読み・書き(あわよくば聴き)あたりが出来るようになりたいなと思っております。

もちろん英語で語学習得の大変さは重々承知済みなので、こちらもゆっくり時間をかけて、コツコツやっていく必要があります。

なお、現時点で習得を考えているのは、大学時代に第二外国語で選択したフランス語か、アジアで有益な中国語、全体話者数の多いスペイン語のどれかにしようかと思っています。

ちなみに、進学予定のヨーク大学では、外国語のコースも課外プログラム(学外にも開放)として提供しているようなので、そこをエントリーにしようと思っています。(英語で学ぶなら、フランス語やスペイン語の方が学び易いのでしょうか?)

(3)短期目標:とにかく英語!(あと、修士号の取得)

さて、これまで2年間イギリスで生活してきました。
もともと全く話せなかった英語も、ある程度コミュニーケーションが出来る程度には成長しました。

…が、海外で仕事を得て働く、と言うことを考えると、まだまだまだまだです。

仕事を得て働くどころか、目の前にある大学院でのアカデミックな討論や、エッセイの執筆なども、まだまだ全然と言ったところでしょう。

特に、これから数カ月間イギリスを離れてしまうので、その間に英語力を維持・向上、特にアカデミックイングリッシュのブラシュアップをしておく必要があります。

ある程度は、大学院の期間中の向上も見込んでいますが、今後も継続して、最低でも海外での仕事に困らない程度の英語力まで育てていく必要があると思っています。

勉強と練習の継続ですね。(…できるかな?)

あと、もはやついでくらいの目標に成り下がってしまっているように見えますが、大学院を無事に修了することも、大事な大事な大きな目標の一つです。(当然簡単なことではない。)

まとめ

なんとなくお察しかもしれませんが、目標を立てても、それに向けて自分を律して計画通りに物事を進めることができないのが、私という人間です。

こういった形で目標を外に発信しておけば、ある程度は「やらなきゃ」と思って頑張るかなーと期待していますが、これをお読みの皆さんは、あまり期待しないでください。笑

とりあえずまずは、大学院の修了を目指しつつ、将来についてあれこれ考え、自分のキャリアを探っていきたいと思います。

失敗したら失敗したで、多目に見てください。笑

不安しかありませんが、がんばりまーす!

最後までお読みいただき、ありがとうございましたー


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