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歩きたくなる靴を買った話。

2024.02.28 Wednesday

ならまちのNAOTさんでDANIELAという赤い革靴を買った。

NAOTさんに足を運ぶのは数年ぶりだ。
最後に行ったのいつだっけ???覚えてないくらいなので、随分前だったように思う。
ただ1つ覚えているのは、当時とてつもなく欲しい靴があって、お財布と相談した結果、いや、相談するまでもなく諦めたということだけだ。

ところがどういうわけか、数年たった今、赤い革靴を手に入れてしまった。
それもお店に着いてからの30分くらいで購入を決めた。
ずいぶん大人になったんだな……と思う。

NAOTの育てる靴「DANIELA」Rumba


安定しない職に就いている以上、万を超えると買うのを躊躇してしまう私だが、時々とんでもない行動力を発揮してしまう。
そういうものはだいたい、今の私に必要なものなのだ。今までずっとそうだったから。

とは言え、店に入ったときは見るだけ!見るだけ!と思っていた。
同行人が試着していたので、私もなんか履いてみたい!と思っていたら、店員さんに「赤い革靴どうですか?」と勧められたのだ。
買うなら黒か茶色だな〜〜と思っていたので、選択外だった赤を勧められたことに心底びっくりして、「えっ!!赤ですか??????」と疑いながら履いてみた。

ところがどっこい!!

Photo by celeste (@liashcapture)

赤、似合う、とっても似合う!
今まで何を選ぶにも青、黄色、緑だったので、なんというかすごく新鮮な気持ちだ。

もちろん、黒も茶色も素敵だったのだけど、一番前に踏み出したくなるのは赤い革靴なんじゃないか、なんて今になっては思う。
赤い革靴を履いて立ち止まってるの、なんかもったいない。

そうだよ私、歩かなきゃ。
立ち止まっている場合ではないのだ。

赤い革靴を買ったからこれからもやっていける。
わけのわからない理論だが、本気でそう思っている。

今まで選んでこなかった「赤」が私を、どこか新鮮な場所に連れてってくれる気がするのだ。


2021.02.29


P.S.
今日、NAOTさんのオフィシャルサイトをのぞくとこんな言葉が綴られていた。

誰かがこう言いました。
『いい靴は素敵な場所へ連れていってくれる』って。
出会ったり、別れたり、急いだり、たそがれたり、
喧嘩したり、笑ったり、涙したり、音楽を聞いたり、
踊ったり、おいしいものを食べたり、感動したり、
日本のこと思ったり、馬から落ちたり、
言葉はわからないけど心が通じあったり、
助けられたり、野宿したり、ハンモックで寝たり、
世界遺産みたり、ワイン飲んだり、ビール飲んだり、
美しい景色を見て地球が好きになったり。
そして、一生の友達が出来たり。
靴はずっと一緒に寄り添っていました。
その靴は、くたびれたかもしれないけど
だんだんと自分にあって
体と一緒になってきました。
きっといい靴は素敵な場所へ連れて行ってくれる。
この靴がそんな素敵な旅のはじまりになりますよう。

NAOT JAPAN  オフィシャルサイト「旅にでよう」より (2024.03.01閲覧)

なんだか嬉しくなった。
やっぱり今の私に必要なものだったのだと思う。

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