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#140:食事や睡眠をとって、免疫力を落とさないように

すごい数・・・腸内細菌
腸内細菌というと、どんなイメージが浮かびますか?
「・・・体の中にいて、何か『善玉菌』とか、『悪玉菌』とかの菌がいるんだろうな~」ということくらいは何となく知っているのではないでしょうか。実は、腸内細菌の詳しいことは、知れば知る程びっくりしてしまう事ばかりなのです。
腸内細菌は、おもに大腸内部にたくさん住んでいます。まず一つ目のびっくりは、その住んでいる数ですが、その数何と約100兆個以上ともいわれています。人間の細胞の数が約60兆個といわれているのですから、腸内細菌の数は、それを上回ることになります。

そして二つ目のびっくりは、それだけの数のその小さな細菌達の重量が、だいたい1~1.5KGあるということです。つまり、体重の約1.5KG前後は腸内にいる細菌ということになってしまうのです。
びっくりというよりも何だか怖くなってしまいますが、でもこの腸内細菌、悪いことばかりではなく、冒頭にも出て来た『善玉菌』といわれる体によい影響を与える菌も存在します。

そこで三つ目のびっくりは、腸内細菌の種類なのですが、およそ100種類以上といわれています。その中には、先の体によい影響を与える善玉菌(乳酸菌など)と、悪い影響を与える悪玉菌(大腸菌など)、そして興味深いのは、善玉菌の影響が強いときはおとなしいのに、悪玉菌が強くなると一緒になって体を攻撃しだすという、腸内細菌中の7割くらいを占める『日和見菌(ひよりみきん)』というのがいます。このそれぞれの種類の菌が、ときには争ったり共生したりしながらお互いの勢力を維持している訳で、通常だいたい2割の善玉菌がいれば、日和見菌もおとなしく、体調もよい状態を維持できるといわれています。

善玉菌を増やすには、ヨーグルトなどがよいといわれています。正しい食事や睡眠をとって、免疫力を落とさないような生活をするようにしましょう。

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