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#205:緊急蘇生のABC

救急救命モノの番組でよくみられるなった救急蘇生ですが、蘇生法の順番を、それぞれの頭文字をとって覚えやすいようにしたのが、救急蘇生のABCです。
最近では行う順番がABCではなく、CABの順番に変わったようですが、それぞれの簡単な概要は以下の通りです。

Airway(エアウェイ) 気道確保・・・助ける人をあお向けにした後、頭部を後方に押し曲げ、顎を持ち上げるようにして、舌をノドから離して気道の開通・確保をします。

Breathing (ブリーシング)人工呼吸・・・鼻から息が逃げないよう鼻をつまみ、相手の口を覆うように口を当てて、まずは1~1.5秒ゆっくりと、2回続けて息を吹き込んで、胸が十分に膨らんでいることを確かめます。それから本格的に人工呼吸を5秒に1回(小児は4秒、乳児は3秒に1回)の頻度で開始します。

Circulation (サーキュレーション)心臓マッサージ・・・胸の中央にある骨の真ん中に両手をしっかりと重ね、肘を伸ばして手掌で胸壁を4~5センチぐらい(成人の場合)押し下げます。
1分間に80回、できれば100回の頻度で、一定のリズムで圧迫を行います。
もしできるならば、人工呼吸2回と心臓マッサージ15回の同時進行を救急車が来るまで行うようにすればベストです。 難しいですが、もしもに備えて興味があれば、(専門機関もあります)覚えておいて損はないでしょう。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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