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日本を巻き込む戦争は起こるのだろうか①ロシアはもう西を攻めている

 2022年2月24日にロシアはウクライナ侵攻を開始しました。2年前のことです。当時世界は「まさかこの時代に戦車部隊が国境を超えるのか」と、ロシアの侵攻に懐疑的な見方も多くありました。ロシアも否定していたし、日本の番組でも侵攻を否定するコメンテーターは何人もいたと記憶しています。

 しかし、ベラルーシに次々と集結していたロシア軍はウクライナの首都キーウをはじめ、主要都市への攻撃を開始したのです。ロシアは国連安全保障理事会の常任理事国であり、拒否権を持つロシア自身の侵攻は、国連の世界の平和と安全の維持という機能を一瞬で形骸化しました。世界は驚愕し、久々に見る大規模な軍事侵攻の映像に釘付けになりました。

 2014年にロシアはウクライナ領であるクリミア半島を強引に手に入れてました。極北に位置するロシアは、凍らない港が使えないと困ります。元々クリミア半島はロシアの領土でしたが、ソビエト連邦時代の1954年にウクライナ出身のフルシチョフによりクリミアはウクライナへ譲渡されます。譲渡と言ってもソビエト連邦内の移管です。故郷にいい顔したフルシチョフですが、この後ソ連が崩壊して、ロシアとウクライナが別の国なるとは夢にも思ってないと思います。プーチンはこの行為を余計なことをと、腹を立てていたでしょう。クリミア侵攻によりロシアはG8から脱落します。

 第二次世界大戦時の1941年には、日本とソ連の間で日ソ不可侵条約が結ばれます。5年間はお互いを侵略することなく、たとえ他の国が攻めてきてもお互いに中立でいましょうねと約束します。
 ところが1945年に日本の敗戦が濃厚になると、ソ連はこの約束を破棄します。広島に原爆が投下された2日後の8月8日ソ連は日本に宣戦布告し、長崎に原爆が投下された8月9日に参戦、満州国へ侵攻してきます。

 まぁ戦争ですし、ヤルタ会談でソ連は米英と密約をしてるので、この部分だけ切り取ってもいけないのかもしれませんが、日本人には忘れられない記憶です。この後シベリア抑留、今も北方領土を巡り領有権を争っています。

 戦争には勿論大反対ですが、この歳で極寒のシベリアで強制労働させられても一時間も無理ですよ。ベラルーシのように、核兵器を配備されて、まるで属国のように生きていかなければならないのも辛い話です。
 ウクライナとの戦局がどうなるかわからない状況で、ロシアの東側は安全なのかなととても不安に感じます。ロシアは核も持っています。これまでの状況を見ると、話せばわかる相手ではないと思うのは私だけでしょうか。アメリカも先々はどうなるかわからないし、やはり自分の平和と安全は自分で守る方向で組み立てないいけないのでしょうか。
【REG's Diary   たぶれ落窪草紙   3月4日(月)】 

 


 

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