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一人旅を終えて 京都の魅力と老いていく我が身

 五日間の楽しい道行きでありました.。
人が忙しく働いているのに、のんびり旅行などとちょっと
苛っとされてる方もいらっしゃるかと存じます。

 コロナがひと段落して、旅に駆り立てられるような感覚を持っています。昨年伊勢参り、修学旅行以来の京都旅行をしてみて、古からの幾多の人々の生涯に様々な思いを馳せるようになりました。歴史に触れてみると、人の一生の不思議さに興味が尽きません。かといって救いを求めるような宗教的な心持でもないのです。ただ、残り少ない時間を充実して過ごしたいという本能なんでしょうか。

 働いている間は続けて休みを取る暇もなく、年末年始にコストパフォーマンスの悪い海外旅行をするくらいでした。リタイアしたらあちこち旅したいと夢見てましたが、いざ退職をして時間ができても、昔のような元気に満ち溢れていた自分はいなくて、世の中はちっとも思うように運びません。

 今回の京都一人旅はお天気にも恵まれ、外国人旅行者でそこそこ混んでいましたが、大きなトラブルなく楽しむことができました。京都という街は千年以上も都として、天皇をはじめ将軍、公家、武士たちが日本の根幹を築き上げてきた場所、建造物や街は新しくなっていても、残っているものも多くその空気感は他の街とは全然違います。京都が京都であることを保っていくことも大変なことだと思いますが、まだまだ足を運びたい街です。

 それと今回強く感じたのが、昔のようにエネルギッシュに効率的に動き回れなくなったことでした。体力も落ちでいるのですが、体の機能があちこち痛んできていて、結果として判断がどんどん精度を欠いてきております。まぁ最初からしょぼいですが。でも厭世的な思考はガラではないので、老いていく自分も可愛がっていきたいと改めて思うのであります。

 一人旅もあと何回できるのかな?もう無理かな?でも行きたいな。こんなこと考えながら年を取っていくのでしょう。l

 帰ったら年金の申請書類が届いておりました。名実ともに高齢者になります。これからも楽しく頑張ります。

【REG's Diary    たぶれ落窪草紙  4月19日(土)】


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