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寄り添わずに、戦略的に関われ!


戦略的に関わるとは
洗脳や詐欺のように、非人道的な事をするという意味ではなく、【相手を尊重し、お互いを理解し合う為に、コミュニケーションを再構築する】その目標に向けて徹底して行動する。その為に「一番早く進む方法を効率よく選んでいく」という意味です。

自分の捉え方を変えるだけでは意味がない
夫婦というものは、いい所も悪い所も、ダサい所もめいっぱい全部見せている関係であって、同じ場所・時間・お金など共有している物が多い為トラブルがなかなか避けられず、直接的な被害を受けてしまいます。
「私のとらえ方を変えれば大丈夫」という理論だけでは、その被害を食い止める事は出来ませんから、責任を持って解決出来たと我々は言えないと思っております。

大切な人ほど期待して傷つけ合う
直接自分がされた事でなくとも、パートナーにどうして怒りを覚えるのかというと、相手に「良くなってほしい」「他人から悪く思われてほしくない」その気持ちが強いからです。
しかし、残念ながらそれはパートナーからすると「勝手なおせっかい」であって、あなたの価値観を押し付けられてると感じてしまうだけなのです。
「良くなってほしい」「他人から悪く思われてほしくないから助言する」その気持ち自体は決して悪いことではありませんが、押し付けられたと感じさせてしまうのはお互い本意ではありませんよね。
相手が大切であれば大切であるほど、自分に近い人であればあるほど、感情を抜きにして冷静に見るという事は困難になります。

関係性が深いほど相手が見えにくくなる
自分の価値観を押し付けていないか、相手の気持ちや価値観を尊重しているのか、はじめはなかなか正確に判断できませんし、相手の存在が大切であればあるほど感情が瞬間で湧いてくるから切り離しにくいのは仕方ありません。また、過去を知っているとそのデータから勝手に推測し、自分が作った見立てを正しいものだと思い込みやすくなります。
これは、親族やパートナーなどお互いを深く知っている関係であるほどカウンセリングは出来ないと言われている要因の1つでもあります。

戦略的にテクニックに振り切る
せっかく相手を思いやっていても、全く伝わらない、または逆におせっかいと感じさせてしまうのであれば、一旦その気持ちをばっさりと切り離してテクニック重視で進んでみる事で、良くなってほしいという自分の押しつけをセーブする事が出来ますよ。

戦略的に考えるポイント
【定めた目標にどうすれば早くたどりつくのか】ここを中心に考えて下さい。例えば、夫に対して改善して欲しい事があったとします。
感情に任せて「○○する神経がおかしいと思う!やってくれる人の気持ちを考えないの?」と言うと、一時的にはスッキリするでしょう。
しかし、確実にケンカが始まりますし、改善して欲しいと思ったことを素直に受入れて、行動に移して、尚且継続してくれる可能性は低くなるのは明白ですよね。
「改善して欲しい」という目標に向けてどう動けば良いのか。
「言ってやりたい!」という感情を排除して、【目標を成功させる可能性を高める】それだけを考えて行動や発言をしようね!ということです。


基本の戦略的伝え方

①謝罪、自己開示、労い、感謝
まず、本音を言いやすい環境を作るために、謝罪、自己開示、労い、感謝のどれかは使いましょう。相手の心を開くメリットは様々ありますが、謝ったり、労ったり、心を開いてくれた人を一蹴にしにくいという黒心理的な利点もあります。
②結論を端的に分かりやすく伝える
相手が聞きたいのは「私は何をすればいいのか、何をさせられるのか、そのメリットとデメリット」だけです。分かりやすく伝えることを心がけましょう。
③「私はこう思うけど、あなたはどう思いますか?」
誰だって一方的に指示されるのは、気分がよくありませんよね。まして、家族やパートナーだったら余計に腹立たしくなります。相手の意見など興味がなくとも、行動して改善して貰いたいのですから、しっかりと相手の言い分も聞きましょう。そして、歩み寄れる部分や改善案を出して2人の新ルールを作り上げていく事で「お互いに守ろう!」という意識に繋げていくとより良い関係性に繋がりますよ。

さていかがだったでしょうか?
よければ、ご感想下さいね。また、疑問に思った点があれば、いつでもお問い合わせ下さい。
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