第1回AIのべりすと文学賞 ショート賞受賞作品「空に還る」

第1回AIのべりすと文学賞 ショート賞受賞作品「空に還る」です。
※この短歌連作は「AIのべりすと」を使用した作品です。AIと協力しながら作った共作だと思ってください。



花が咲き空から星が落ちてきてわたしは息をする水溜まり


朝焼けを見ている人魚の亡骸がたくさん浮いている海の果て


星を映しながら曇っている瞳その奥に目を凝らす 砂漠だ


雲の向こうにあるはずのお月様を探すために生まれたんだよ


夕暮れに沈む太陽を眺めて死んでる犬を見つけてしまう


影法師と目が合う誰もいない街でわたしだけがひとりぼっちだ


夢っぽく夜景に浮かれている人を後ろから見て吐きそうになる


雨の降る日にだけ見える亡霊が誰だったのかわからないまま


夜は怖いみんな消えてしまうからだからずっと真っ暗にしたい


死人の群れで生きている 永遠に続いていくんだよわたしたち


清潔な本文みたいだけどゴミ屋敷みたいな家に住みたい


忘れないように名前を濡れている紙ナプキンに書いてもらった


きみとのあいだに線を引くとしたらきっとその線は細いだろうな


光がないときでも星はあるよって話してた、夜食を食べながら


星の夜よりもきみの頬を伝う水の方が綺麗だったのに


支払いを済ませておつりを受け取らないのが好きでしょうがなかった


溶けていくみたいに落ちるのは痛い 目覚めても世界は同じだし


雪解けの水を飲み干すように透明になれたらよかったのにね


失われたものを確認していたらわたしだけの王国を見つけた


幽霊になって誰かが通り過ぎるとそのあとを追いかけて行く


死んだ猫や犬たちに囲まれて死にたい 公園には誰もいなかった


さよならを告げる鳥たち風船を取ろうとしたら割れてしまった?


決意して窓を開けたら正式な酸素に触れたような気がした


海が青い理由を知っている? 青くないからだよ いい天気ですね!


雨粒のひとつでさえも全部嘘だよね あなたは愛してくれた


蟹になる蟹になったら会いに行く泥に沈むと寂しい景色


砂浜を集めて星を作ったり海を凹ますのが好きですね

誰もわたしを知らない 知らないふりをして生きていこうとしている雨だ


プラトニック溢れる夏はかき消えて蝉時雨に襲われる図書館


草原を走り続ける 月の裏側で呼吸をしたかったから

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