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フレイル4-心不全フレイル-

お久しぶりです。

北海道の夏はあっという間に過ぎ去ってしまいました。

心不全フレイルの数についてはばらつきがありますが、概ね44.5%と報告されている。


予後に関しては、フレイルが不良要因であることがわかっています。特に世話の頻度が2.5倍に跳ね上がります。


フレイル心不全の予後は悪いですが、筋肉量が増えるとリスクが減るとされています。サルコペニア対策も重要であると考えています。

フレイル心不全の評価とは何なのでしょうか?

上記の研究では、CFSが感度87%、特異度89%と一番有用であることが報告されています。結論として、not best toolという訳ではないことを著者は述べています。

フレイル心不全に関する論文を50-60本程度読みましたが、対象者は20才-など研究によって対象者はばらつきがあります。            今年の心臓リハビリテーション学会では、車椅子症例は障害であり、フレイルに含めない。含めた場合、44.5%となっているのかもしれません。今後、フレイルの論文を読む際には、適応基準と除外基準をしっかりと吟味して読む必要がありますね。

心不全には、HFpEFとHFrEFがあります。HFpEFは、筋肉量減少と心不全重症度が関連しているとされています。(Kinugasa Y. 2017;81 69-79)一方、HFrEFの場合は、低心拍出量(Denfeld QE 2017)や血管内皮機能(Dos Santos 2017)らと関連があると報告があります。

さて、続きは後日。












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