『一度考えたことがある』という財産

昨年の7月にnoteを始め、約1年。

今回の投稿でトータル288記事。

毎日更新は昨年中に100日を達成。今年に入ってからの毎日更新は途中体調不良で休みましたが、今回で150日です。

10分間で書くnote(マガジン)はこの記事で179記事になります。

これだけ書いてきて、私は何か得たものがあるのでしょうか。

ただの暇つぶしで、毎日更新を辞めてしまえば、何も残らないのでしょうか。

毎日更新最終日は、そんなことを考えてみたいと思います。

10分くらいで。


これまで書いてきたこと

noteを始めた初期、つまり1年ほど前は、誰かに何かを伝えるという意図で書いていました。

今となっては読み返したくもないのですが、色々と書いていましたね。

最近は、毎日書くということ、しかも10分という時間縛りを設けたことで、自分の思考を文章に書き起こすツールのように使わせてもらっています。

理学療法士という肩書きも表明しているので、理学療法やリハビリテーションに関する内容が中心ではあったのですが、全く関係のない内容も多く書かせてもらいました。

これだけ多くの文章を毎日書いていると、自分の中で思考したことをほとんど吐き出すというスタンスでないと書けなくなってくるものです。

ただ、そのスタンスになってしまえば、書くことが全くなくて困るということはありませんでした。


意味はあったのか

正直なところ、私の文章を誰かに読んでもらうという事象に意味はないと考えています。

もちろん、私の文章を読んでくださった方がコメントをくれたり、何か反応をくださるのは喜ばしいことです。

それがきっかけで議論に発展したこともあり、そういう議論は非常に有意義でした。

ただ、私が文章を書いている目的というか、意図という点だけを考えると、あまり他者に向けた文章を書いていないようです。特にここ最近は。

本当に、自分の思考をそのまま書いているようなものなのです。

私の思考を垣間見てくださった方が、もしもそこから何かを得たり感じたりしてくれたのであれば、とても嬉しいです。(マガジンを購入された変わり者のみなさんは、何かそういうものを得たり感じたりしてくださったのでしょう)

ただ、少なくともこうして文章を書いている最中は、正直他者のことなど考えておらず、自分の頭の中のゴチャゴチャしたものを整理整頓するような作業をさせてもらっています。

そういう意味で、私自身の中では意味があった営為だったのです。


そこから何を得たのか

このように、自分の中の考えを文章にする、ということに何か意味はあったのか。

何か得たものはあったのか。

もちろん、ありました。

どこかで何かを話すとき、誰かに何かを質問されたとき、そのときに自分の頭の中に即座に浮かぶことというのは、それまでに一度でも考えたことがあることがベースになると考えています。

ベースがあった上で、その場の状況や文脈、問題の内容や構造によって、リアルタイムで考えていくことになるでしょう。

しかし、それまでにいかに多くの、一見すると関係のないどうでも良いようなことを考えていたか。それが、その場で思考するときの思考の深さや幅を決定づけるのではないでしょうか。

これだけ多くの、どうでも良いこと、関係ないことを、毎朝毎朝考えて、文章にしてきました。

その全てを記憶しているわけでもないですし、読み返すこともないと思います。

しかし、一度考えたことのある問題というのは、同じ問題が出てきたとき、解決するまでが速くなるはずです。

それを明示的に想起できないとしても。


おわりに

10分45秒でした。

この時点で、冒頭を含めて1439文字書いているようです。

10分で即興文章を書くのに、これだけの文字数を書ける能力というのも、毎日書いてきたことにより得た財産と捉えて良いのかもしれません。

毎日は書かなくなりますが、また何かを書きたくなるときがくると思います。

そのときはお付き合いいただけると幸いです。

では、いつかまた。


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