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ホームレス小谷さんの時間を50円で買った話

ホームレス小谷さんと1時間サシでお茶する機会をゲットしました。
(小谷さんの詳細はネットで「ホームレス小谷」とググると出てきますので詳しくはそちらで)

小谷さんに「夢は何ですか?」と質問しました。
答えは
「世界中の70億人の人に寿司をおごってもらうこと」
やっぱり、夢も想像の枠を超えてきました(笑)

私、人をあきらめたくなかったんだ

他にも質問したりと10分くらい話した時、小谷さんが私に向かって
「人をあきらめたくないんですね。」
と言った言葉に、やられましたね。気づいたら涙が出ていました。なんか、文字にすると薄っぺらくなりますね。

ホームレスになって「人と関わらないと生きていけない」と言うほどたくさんの人と関わって、人がやらない、いろんな経験をしている人の口から出る言霊は”きれいごと”も、とてつもない破壊力を持たせるんですね。

私は、テレビ番組などの、人のちょっとした優しが垣間見えるシーンなどで泣けてくることがあって、一体何に反応して泣いているのか自分でもわからなかったんです。でも今日の小谷さんの「人をあきらめたくない」と言う言葉で謎が解けました。
”あー私頑張ってるんだな”って

小谷さんは、
「人の優しさにふれ続けて、生きていく生き方がしたいのかな?」とも話してくれました。
小谷さんは、基本ホームレスだけ、自叙伝を売ったり、写真展を開いたり、スナックをやったりしています。そして稼いだお金は人に使うそうです。
どんな人に使うかと言うと、
人生でアクシデントに合った人。

家族が病気になった人。
人に騙された人。
仕事に失敗した人など。

そういう人たちは、どんなに励ましの言葉をかけられても、気持ちはどうしてもネガティブに引っ張られがちだし、そのことが原因でその先も人の幸せを妬みがちになる人生になるかもしれない。
だから、そんな人に”お金”を使うんだそうです。

そして、その人がほかの誰かのピンチに協力する。
そんなペイフォワードの世界を自分の周りにだけでも作れるんじゃないか。そんなことも考えながら、ホームレスをやっていると話してくれました。
私も、人生いろいろあったとき、お金で助けてくれた人のおかげで、人生を立て直すことができた経験があるから、お金がどれだけ人を助けることができるのかもわかる気がします。

お金と人生

実はこの記事を書くのにスゴイ時間がかかったんです。どうしてかと言うと、「人をあきらめたくない」って私にとってどんなことだろう?具体的な行動って何ができるんだろう?って言語化がまだできなかったからです。最近、成人した息子たちと関わることが増えて、やっぱり私のモチベーションはいくつになっても息子たちだということに気が付きました。そういう意味でお金が生み出せる親でいることが私の目標でもあるんです。お金がすべてではないけど、お金とは切り離せない社会で生きています。
今日小谷さんと話をして私はお金とどう付き合っていくのかを迷っていたんだなと言うことが明確になりました。
”人をあきらめず、人の優しさにふれていく生き方”と、”お金”、”親”
私の中のパズルのピースが出そろいました。
この4つのワードを整理することで私の中の”お金と人生”の答えが出そうです。
今日の小谷さんとの会話は私の中の常識の枠がまた広がりました。
小谷さん今日はありがとうございました。






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