こんにちは、れいちぇるです。

あっという間に3月も下旬。いよいよ4月、新学期ですね。

今日は、私の実体験をもとに、学校に行けない子たちに向けて記事を書こうと思います。

「学校に行けなくて悩んでいる」「新学期がくるのが怖い」そう思っている人がいたら、ぜひこの記事を読んでみてください。

本題に入る前に軽く私の自己紹介をしておきます。

私は、中学2年生の夏休みをさかいに不登校になりました。もう20年近く前のことですが、今でもあの頃の記憶や感覚はしっかりと覚えています。

「2学期が始まってほしくない」

心の底からそう願っていました。

学校に行きたくなかった。劣等感を感じたくなかった。教室に入るのが怖かった。

今思えば、自分の心を守るために不登校になったのかもしれません。自己防衛だったのかも。

学校に行かない日が増え、出席日数が足りなくなって、留年か転校か決断を迫られたとき、私は転校することを選びました。

自分自身、その選択を「逃げた」とずっと思って生きてきました。「戦うことをせずに逃げた」と。

自分で自分を責め続け、引け目を感じていました。その気持ちは今も変わらず、気がつくと過去の自分にとらわれ、責めている自分がいます。はじめて不登校になったときの学校での思い出は、今でも夢に見るくらいです。

20年近く経った今でも……。

そんな私の心を軽くしてくれた本があります。

5年ほど前にSNSで話題になった「きらめく星のなったん」。Instagramに投稿したキレのあるテキストが話題となって、2019年7月に待望のエッセイ本を出版。

華やかな見た目とは裏腹に、彼女自身も不登校で苦しんできた過去があります。そんな彼女の本には、当時の私にかけてあげたい言葉がいくつも書いてありました。

同じ境遇を持つからなのか、彼女の生み出す言葉たちは私の胸の中にすっと落ちていきました。

そして、強い共感を覚えたと同時に、「逃げてもよかったんだ……。私はフィールドチェンジをしたんだ……。」と過去の自分を肯定してあげられるようにもなりました。

この記事を読んでくれている人の中には、「学校にいけない」「どこにも居場所がない」と苦しい想いをしている人もいるかもしれない。

でも大丈夫。

「絶対に学校に行かなきゃいけない」なんて決まりはないし、私もきらめく星のなったんも学校に行かなくても大人になれている。

行けないなら無理に行かなくてもいいよ。

「居場所がない」「悩みを誰にも打ち明けられない」ともがき苦しんでいるなら、今いるところ以外に出かけてみてほしい。

それはどこでもいい。

買い物でも、カラオケでも、公園でも、図書館でも、スタバの新作フラペチーノを飲みに行くでもいい。

外に出たくなければ、自分の部屋からリビングに移動するだけでもいいし、オンライン上に出かけるのでもいいよ。あなたが思っている以上に世界は広いし、世の中にはいろんな考えを持った人がいる。

もし今のあなたを否定する人が周りにいたとしても、そんなのは世界中の77億人の内の1人でしかないから。

学校や塾、バイト先、みんなそれぞれいろんなところに所属してると思うけど、それ以外のところで繋がりを作ってみてほしい。

「誰か（大人）に話を聞いてほしい……」そう思うのなら、私にDM（@rei92x）してくれても大丈夫。

不登校だった私から、ひとつだけアドバイスをするとしたら、好きなことがあるならそれをとことん突き詰めておいて！

それはなんでもいいよ。本でもマンガでもアニメでも音楽でもスポーツでもなんでもいい。今は「好き」が仕事につながる時代だから、その第一歩として、好きなことに思いっきり熱中してみて。

できるならそれをSNSで発信すると、より将来につながりやすくなるはず。例えば、本を読んだ感想をXでポストするとか、おすすめのマンガをInstagramで紹介するとか、好きな音楽を使ってTikTokで発信するとか。

自分が好きなことをSNSで発信していくと、同じ「好き」をもった人と繋がれるきっかけにもなると思う。そうやって、今いる場所以外に知り合いや友達を作っていくと、世界が広がっていくよ。

もうすぐ4月。緊張する人もいると思います。

「新しいクラスなら教室に入れるかな」「新学期だし、心機一転頑張ってみよう」その思えるのは本当にすごい！

でももしそう思えなかったり、やっぱり学校に行けなかったりしたとしても自分を責めないであげて。

逃げたっていいよ。今あなたがいる場所はこの世のすべてではないんだから。

過去に、私の人生をつづった記事を書いているので、気になる方はそちらもご覧ください。