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開眼

 今日は物作りを教える日で、お面作り。張り子の土台になるものを新聞紙で作り、後から剥がしやすいようにビニール袋に入れたものの上に幾重にも紙を貼ってそのまた上に色のついた紙を貼って。貼って乾かして貼って乾かしての繰り返し。何週間にもかけて作り上げたものの、目をくり抜く日。

 少し危ない作業なので、私が一手に引き受けることになったのだけれど、今日1日で幾つの目を開けたのだろう。もう右肩の痛みの感覚すらなくなるほど必死になって開け続けました。

 開けているときはともかく目を開けないと。顔の決め手は目と言っても良いぐらいだから、ちゃんと開けないと・・・。ふと、終わってみて、どうしてこんなにもたくさんの目を開けたんだろう?今日は・・・。

 何か新しいことに開眼するときなのかもしれないと、いつもの少し俯瞰して見る感覚を呼び冷ましていました。

 何年か前にシリーズではまっていたビデオがあったのだけれど、最後の章だけどうしても観れていなくて、数年経っていました。急に思い立って、ここ数日で観終わったのだけれど、全編の流れがやっと理解できた感じで、少し前だったら、今の感覚で深く意味を理解していなかったかもしれないと思うと、これもタイミングよく開眼と言えば開眼なのかもしれないなあと思ったのです。

 なんでもないことも、そこに意味を見つけていくと、何かしら感じるものがあって、共通項が自分にだけ理解できてくる感覚があります。それが何かはすぐわかるときもあるし、随分時を経てから理解できるときもあったり、全然わからなくてなんだったのだろう?と不思議な感覚のときもあるのですが、しばらく横へ置いておくと、何かしら次の出来事のピースとして繋がっていくので、面白いのです。

 開眼はしばらく続きそうな感じがしていて面白そうです。

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