自分の人生が小さく見える時、人の人生が大きく見えます。自分が持っていないものを人が持っている時、自分の人生の小ささを感じます。でも、本当は、今目の前にある自分の人生に、魂が学ぶべき大切なことは全て整えられていると言います。

　今日、主婦の友人とお茶タイムをしました。絵に描いてような安定した主婦です。一流企業だろうご主人、成人したお子さんが３人、どの子も立派で、親の介護には今は煩わされず、家庭人として今を楽しんでいます。

　その方の思い残しは、パートで少し働いたことはあるけれど、この歳で現役でバリバリ働いてきた人が羨ましい。世の中で自分の力を発揮できる場があり、思う存分自分を活かせる事が羨ましい。

　確かに・・・。

　若い世代が、結婚か出産か仕事かいろいろと分岐点があった時にそれを一つずつ選んだ結果が今。仕事バリバリで今の歳を迎えているけれど、子供を産んでいないので今の歳になって大人の我が子が羨ましいと思う友人もいるけれど、急にポンと娘や息子が大きくなって現れるわけはなく、何年も前にチャンスがあった時に産む選択をした結果が今あるのだと思うのです。仕事の達成を願うのもそれまでの積み上げてきた年月があってこその今があるのと同じ。

　でも、人は自分に無いものに憧れ、欲望します。けれども今の現実が私の願ってきた心の選択の結果。魂の学びのレッスンは今の今、まさにここに全てがあります。そう受け止める事ができるようになったら、まず、自分の人生を受け止められる入り口に入れるのかもしれません。