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「ゲストハウス」×「謎解き」の可能性をちゃんと追求する。

――ゲストハウスに宿泊しながら謎解きをする体験を提供するサービスを展開していったら面白いんじゃないか、ゲストハウスの閑散期を乗り越える一手になるんじゃないかと考えたんです。


人生は物語。
どうも横山黎です。

作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。

今回は「『ゲストハウス』×『謎解き』の可能性ちゃんと追求する。」というテーマで話していこうと思います。


📚新社会人1カ月を超えて

3月で大学を卒業した僕は、4月から木の家ゲストハウスのマネージャーとして仕事をしています。旅館やホテルとは違い、キッチンや寝室、リビング、風呂、トイレが共用で、他の宿泊者の人たちと交流することが特長のゲストハウス。

茨城県水戸市上水戸にあるのが木の家ゲストハウスで、そこを経営するのは宮田悠司さん。会社をやめて世界一周の旅に出かけた後、お世話になった世界中の人たちに恩返しできる場所をつくりたいという思いから、地元でゲストハウスを始めました。

オープンして1年が経ったんですが、現時点では7施設を運営するほど事業が拡大しています。最近は物件の話が転がり込んでくるので、また新しい宿泊施設が立ち上がりそうです。

さて、それだけ拡大しているわけですから、人手が足りなくなってくるのは自然なことです。そこで白羽の矢が立ったのが、僕でした。

宮田さんとは1年くらい前から知り合いで、よく一緒に飲んだり語ったりしてました。僕がそろそろ進路を決めなきゃいけなくなった頃、「うちで管理人やらない?」と声をかけてくださって、ついに僕はそれを承諾したというわけです。

そんなこんなで4月、そして、多忙のGWを乗り越えてきました。本当に幸せな瞬間も、心折れそうになる瞬間もいろいろあって、人生でいちばん濃度の高い1カ月だったなあと振り返っています。

新社会人1カ月目、そしてGWお疲れ様の意味を込めて、オーナーの宮田さんが飲みの席を用意してくれました。それが5月9日のことでした。


📚深夜まで呑み語り合う

その日はチェックインするお客さんが何人かいたので、その対応を終わらせてから一緒に飲みにいきました。水戸駅近くの飲み屋さんを転々としていたんです。最終的には4軒飲み歩きました。

そのなかには、僕らが運営している「いちょう坂ゲストハウス」の階下にあるタイ料理のバーにもお邪魔しました。マスターの方に挨拶することもできて有意義な時間でした。

深夜2時までいろいろと語り合っていました。僕の仕事に対する評価、GWの振り返り、そして、これから新しく始めることを語り合っていました。

宮田さんは僕の想像以上に僕のことを評価してくれたし、信頼してくれていることが分かりました。宮田さん自身、初めて人を雇う立場になったわけで、少なからず不安があったそうです。ただ、それが杞憂に終わったことに、僕は安堵したし、誇りに思いました。

呑みの終盤に盛り上がったのは、「ゲストハウス」×「謎解き」の話題でした。


📚ゲストハウス×謎解き

雇われている身だけれど、僕が関わるからには、僕だからこそできることをしていきたいし、誰でもできるようなことをし続けたくはない。そんな思いから、「本」「物語」「イベント」のような文脈で、ゲストハウスの可能性をみつめてきました。

とりあえず手始めに手掛けるのは、どうやら「謎解き」のようです。

僕にはしゅんちゃんという謎解き好きな友達がいます。謎解きするだけに東京に行くし、謎解きをはしごしたりする。参加するだけじゃ物足りなくなって、謎解きサークルをつくって、自分でイベントを企画運営したりしています。

現在は石岡市の街を歩きながら謎を解くイベントに謎をつくって提供したりしています。そんなしゅんちゃんと一緒に、僕が物語をつくって、しゅんちゃんが謎をつくって、謎解きイベントを運営していこうと考えていたんです。1年前からずっと打ち合わせていて、やっと今、このタイミングで仕掛けようと合意が取れました。

ゲストハウスで、謎解きイベントをしよう。

ゲストハウスに宿泊しながら謎解きをする体験を提供するサービスを展開していったら面白いんじゃないか、宮田さんが課題と捉えているゲストハウスの閑散期を乗り越える一手になるんじゃないかと考えたんです。

僕としゅんちゃんで9月くらいに開催できたらいいねと話し合っていたんですが、この話を宮田さんにしたところ、「よし、やろう。7月にやろう」と言われました。

言われた瞬間は仰天しましたが、そういえば僕はこのスピード感で生きている人と仕事をしているんだったと思い出し、「7月にやります」と宣言してきました。

宣言したからにはやるしかありません。最近は暇さえあらば、謎解きイベントのことを考えています。宮田さんからも言われたし、良い言い訳にして、「ゲストハウス」×「謎解き」の可能性をちゃんと追求していきます。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20240510 横山黎






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