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元カノの母親の心を動かした小説『Message』

――元カノの母親の心を動かすという珍事が起こったわけですが、個人的にはもう至福の瞬間で、きっと気持ち悪いくらいに気持ち良い顔をしていたと思います(笑)


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「元カノの母親の心を動かした小説『Message』」というテーマで話していこうと思います。


📚元カノと創作会議

昨日のことです。元カノと創作会議をしてきました。

僕は今新作『君はマスクを取らない』をつくっているんです。新作といっても3度目の再創作でして、今までに2度書きあげている作品なんです。で、ひとつ前の物語を、大学一年の頃に仲が良かった女の子(サラ)に読んでもらって、それがきっかけになってお付き合いすることになったんです。

けっこうすぐに別れちゃったんだけど、それでも僕にとっては思い出深い日々を過ごしたし、『君はマスクを取らない』にはそれらが乗っかっているからいろいろ思い出すスイッチになってしまいました。

とはいえ同じ学科だし、サラとはその後もなんだかんだ関わる機会はあって、仲良くやっていました。去年の10月の末に久しぶりに会って、恋愛相談されたんです。
#なんで
#元カレにすな

そのとき思い出話にふけることがあって、『君はマスクを取らない』の話になりました。僕が何気なく「一緒に作り直さない?」と持ち掛けたところ、乗り気になってくれました。もちろん執筆は僕がやるんだけれども、物語の展開や構成など話し合ってつくっていこうと誘ったわけです。


で、昨日、新生『君はマスクを取らない』について語る機会があったんです。主に第一章にまつわることをあれこれ議論していたんですが、本筋とは外れた雑談のなかで、「そういえばお母さんが『Message』読んでくれたよ」という話をされました。

面白いと思ってくれたそうで、あまり本を読まれないそうなんですが、どうやらそれを契機に読書にも目覚めたらしい。

正直いいます、めちゃくそ嬉しい!


📚元カノの母親の心を動かした

そういえば、それこそ10月末に公園で語り合った日に、サラに『Message』を手売りしたんです。既に買ってもらえていたんですが、母親が読みたいからもう1冊ほしいとのことで、手売りしたんです。

あのときに張った伏線がこのような形で回収されるとは思いもしませんでした。

元カノの母親の心を動かすという珍事が起こったわけですが、個人的にはもう至福の瞬間で、きっと気持ち悪いくらいに気持ち良い顔をしていたと思います(笑)

自分でつくったものが誰かの心を動かし、明日への活力になることが僕にとって一番の幸せで、僕は僕の心を満たそうとするとき、それを狙いに行動するのです。それが手売りの原動力にもなっているし、今度開催するライブをやる動機のひとつでもあります。

自分のつくったもので誰かの突き動かす。

とりあえず今の僕の欲求の階級に君臨するのはそれみたいです。


📚新作もメッセージを込める

新作『君はマスクを取らない』は今月末の公募に出そうと思っていたんですが間に合うかどうか分かりません。間に合わせるように努力するけど、火事場の馬鹿力でできた文章はたかがしれていて、時間を置けば「なんかこれ違うな」って気付くじゃないですか。急いで書き上げるのは大事だけど、できたものを完成とはしたくありません。

しかし、必ず完成させます。そしてまた本にします。出版社からじゃなくてもまたAmazonで出版します。なぜならば、また届けたいからです。伝えたいことがあるからです。

新作『Message』も、僕が今一番伝えたいメッセージを込めています。もちろんそれはサラに向けてのメッセージではあるんだけれども、万人に通じる普遍的なものでもあります。それはコロナ禍の世界を舞台にしていることからもいえることです。

世界中の人が経験した歴史的出来事をふまえて、『君はマスクを取らない』を綴っています。失ったものは測り知れないけど、得たものも確かにある。コロナがくれたものを、作品の中で描いていこうと思います。

はやくみなさんに届けたいです。そして、心を動かしたい。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20230214 横山黎


小説『Message』手売り138.139冊目


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