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指導者と学習者の信頼関係とは

お久しぶりです。

今回は学習者と教育者の信頼関係とはというテーマについてお話したいと思います。

学習者と教育者とは、「生徒と教師」だけでなく、仕事上での部下・上司の関係など、広い意味での学習者と教育者のことを指しています。


1.効果的な学習のためには何が必要か

そもそも効果的な学習を行うためには何が必要かを考えます。
効果的な学習を行う上で重要なことはたくさんありますが、指導者が関係する内容について考えます。
学習者が効果的な学習を行うために、指導者が学習者に対して行うべきことは、以下の4点が挙げられます。
・学習者に対してやるべきことを示す。
・学習者に実際に行動させる。
・学習者の行動の成果を測定・評価する。
・学習者にフィードバックを行う。

これは自分が塾で生徒だけでなく、ほかの講師の方を指導する際にも使っています。

初学者は、目標達成のために何をどのようにすべきなのか、やったことが正しいのかどうかが自分で把握することが難しいです。(だからこそ初学者なのです。)

そこで、指導者はやるべきことを明確に示し、それを実行させ、その成果を確認してフィードバックすることが必要になります。

2.なぜ信頼関係が重要か

では、なぜ信頼関係が重要なのかについて考えます。

1でご説明したことを指導者が学習者に対して行っていく上で、信頼関係が無い状態だとうまく効果を発揮できません。

学習者の立場になって考えてみます。信頼していない指導者から、やるべきことを示され、それをやるように促され、自分の成果に対して評価をされるという状況です。
これでは、学習者のモチベーションが低下することは言うまでもありませんん。学習者のモチベーションが低い状態で、効果的な学習は見込めません。

1でご説明した指導者の役割を効果的に行うためには、学習者と指導者の間の信頼関係が不可欠です。

3.指導者と学習者の信頼関係とは

では、指導者と学習者の信頼関係が築けている状態とはどのような状態なのか考えます。

この状態を学習者目線で、いくつか具体的に言語化しました。
「この指導者は、自分が目標を達成するために能力を伸ばそうとしてくれている。」
「自分のことを他人事ではなく、自分事として捉えてくれる。」
「自分の努力や工夫を認めてくれる。」
「自分の弱いところや改善点を把握し、必要な指摘や、前向きなアドバイスをくれる。」

私が考える信頼関係とは、学習者が指導者に対してこのように思えている状態だと考えています。
学習者は、自分の目標達成のために努力するのに加え、信頼する指導者のために結果を出したいという気持ちも生まれます。

4.まとめ

指導者の指導により、学習者が効果的に学習するためには、このような信頼関係を築いていることが大切です。これは教師と生徒だけでなく、会社やその他のコミュニティの上下関係に対しても言えると考えます。

指導者はどのように学習者と信頼関係を築けばよいかという話になるのですが、それについてはまた別の機会に記載できたらと思います。

またよろしくお願いします。


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