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不動産投資会社は大手を選べば安心?大切なことは自分の投資目的

こんにちは。REIBOX(@reibox_press)です。

今日は不動産投資会社は大手を選べば安心なのか?について書いてみました。

不動産投資を成功させたいと思うほどに自然と「大手に頼んだ方がいいのかな?」と考えてしまいがち。迷ったらまずは大手!という気持ちは理解できますが大事な資産形成、それだけが判断基準で良いのでしょうか?

先に結論を書いておくと、「大手・中小と考える意味は無くあくまで自分の投資目的による」と言えます。また、大雑把に区分けすると「大手→融資に強い、中小→良物件を厳選」といったイメージですね。

なお、本記事における大手の定義は「仲介件数」と「公益財団法人不動産流通推進センターの統計調査」のデータを元に数値が高い会社を大手としています。

では、早速詳しく書いていきます。

不動産投資会社は大手だから安心?

不動産投資会社は大手だから安心とは限りません、会社の中身・サービスの内容を吟味するのはもちろん、大手ならではのメリット・デメリットは予め理解しておく必要があります。

メリット

【物件数が豊富】

大手は中小企業とは異なり一定の地域だけでなく全国的に幅広く展開しているので物件数が多い。物件数が豊富にあるほど希望する条件に合う物件を見つけやすい。

【大手同士のネットワーク】

中小企業では得にくい大手同士で共有している情報がある。不動産投資は良い情報をいち早く得る「情報戦」の側面もあるので、豊富なネットワークは大手の強み。

【融資審査が有利】

銀行系の不動産投資会社は金融機関との信頼関係がすでに構築されているので融資審査が通りやすい。また、提出書類の簡素化・審査期間の短縮もあるため、不動産投資をこれから始める方にとっても融資を申請しやすい。

デメリット

【価格交渉が困難】

物件の価格設定の厳格に行われている・買い手が多い、為に価格交渉が困難。

【優良物件が見つけにくい】

大手の不動産投資会社では取引実績のない顧客に対して優良物件をはじめから紹介しないことが有ります。そのため、中小企業と比べて有利な条件で運用できる物件が回ってこない・優良物件を見つけにくい可能性も否定できません。

【社員の入れ替えが頻繁】

大手の不動産投資会社は物件購入後の社員の入れ替えが行われることが多い。一度築いてきた関係性をまた最初からから築き上げるのは精神的に疲弊する。

【参考例】不動産投資会社で代表的な大手3社一覧

1.三井不動産リアルティ

仲介件数:37,827
取扱高(百万円):1,424,320
手数料収入(百万円):75,609
店舗数:全国で281店舗(2019年4月1日現在
人数:3,829名(2016年4月1日現在)

【特徴】

三井のリハウス」や「三井のリパーク」の愛称で有名な大手の不動産投資会社。全国に280店舗を運営していおり、担当者は全員宅地建物取引士の資格を持っています。

不動産の管理はフルサポートの「360°サポート」システムを提案。全国の不動産業者に購入を持ちかけてくれる「買取サポートシステム」や三井のリハウスが直接買い取ってくれる「売却保証」も利用可能。

2.住友不動産販売

仲介件数:35,987
取扱高(百万円):1,065,654
手数料収入(百万円):56,303
店舗数:257
人数 連結:3,333人、単独:3,190人

【特徴】

「住友の仲介STEP」の愛称を用いて全国に264店舗を展開。不動産仲介に特化した会社ということもあり仲介件数は業界No.1の売却力を持ちます。

3.東急リバブル

仲介件数:21,939
取扱高(百万円):1,211,565
手数料収入(百万円):48,379
店舗数:158
人数:連結:3,323名、単独:3,261名(2018年9月30日現在)

【特徴】

仲介件数は全国トップ3に入る実績を誇る東急リバブル。首都圏では東急沿線の東急田園都市線、東急目黒線、東急東横線を中心に手掛けており全国に158(直近では176)店舗に展開。

各社参考:2019 不動産業統計集|公益財団法人不動産流通推進センターの統計調査

中小企業だからこその特徴

中小のメリット

・中小企業の方が判断・対応が素早い
・大手は上司の判断を仰ぐ段階が多いため判断が比較的遅くなりやすい。
・顧客の要望や前向きな案件の提案を受けられやすい
・広告費に多額のお金を回せない分、営業活動に力を入れているため。

中小のデメリット

・情報量が少ない
・大手と比べるて規模が小さいため、実績・顧客数・物件数などの情報量が少ない。

大手と中小はどちらが良い?

大手の特徴まとめ

大手は情報量が豊富でノウハウやアフターフォローは平均的に揃っている。ただし、物件数も豊富だが質が伴っているとは限らない。大手ゆえに社内折衝などの時間もあるため対応力としては遅め、且つ社員の入れ替えが頻繁。融資は提携先が豊富・金利優遇を受けられることも有る。

中小の特徴まとめ

中小は特定情報に特化指定やすく、特領域に強いノウハウや会社による・大手に負けないアフターフォローに力を入れた会社もある。大手と比べて対応は迅速で長くお付き合いしやすい。ただし、大手よりは提携先が少ない傾向にある。

初心者向きざっくり比較

初めての方なら「融資に重きを置きたい場合は大手」「資産性の高い物件に重きを置きたいのであれば中小」と大別して考えておけば良いでしょう。

大手という理由だけでは決められない

不動産投資で大切なことはあなたの目的に合った投資運用になるかどうか?です。大手・中小それぞれの強み・特色があるので、ご自身の投資目的を決め、目的に応じた物件を大手・中小それぞれから提案してもらいましょう。

\参考記事/

融資に強く・資産性の高い物件を用意する会社が知りたい方はREIBOX本サイトでお伝えする「評判の良い不動産投資会社」の記事もあわせてご参照ください。


著者情報:REIBOX

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ブログ:西東京→神奈川へ!マーケと不動産好き社長のブログ
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