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イライラの原因は自分の中の正しさにある

自分の正しさを主張するのにいちばんいい方法って何だかわかりますか?

それは相手が間違っていることです。相手が間違っていれば、自分の正しさを思いっきり主張できます。「それは間違ってるよ。そうじゃなくてこうだよ」と。もし相手が正しかったら、自分の正しさを主張できません。

もちろん、相手が間違っているというのは、あくまでも自分の正しさからからの見方であって、実際に間違っているかどうかは別の話です。

例えば、健康でいることは正しい。タバコを吸うことは間違っている。そういう正しさでいると、不思議と歩きタバコをしている人がやたら目についたりします。

それを見て、直接文句は言わなくても、心の中ではあいつは間違っているとイライラしています。その裏にあるのは、自分は正しいという主張です。

これって、もしかしたら自分の正しさが歩きタバコの人を引き寄せているのかもしれません。歩きタバコの人とすれ違うからこそ、自分の正しさを主張できるからです。

人に対してイライラするのは、相手が自分の中の正しさから外れる行動をするからです。じゃあ、相手が間違った行動をしなければいい。それはそうなんですが、残念ながら他人は変えられません。

相手はあなたの正しさに沿った行動をするわけではないし、あなたも相手の正しさに沿った行動をするわけではありません。要はお互い様なんです。

イライラの原因は相手が間違った行動をするからではなく、実は自分の中の正しさだったりしませんか?

自分の中に正しさがなければ、そもそも間違いもなくなります。間違いというのは、正解じゃないということです。正しさがあるから間違いが生まれます。

イライラを生み出すのは正しさです。正義のヒーローは悪に対していつも怒っていますが、悪の方はいつも笑っていたりしますよね。

正しさの多くは、「⚪︎⚪︎をしてはいけない」というものです。人に迷惑をかけてはいけない。お金を無駄使いしてはいけないとかです。

迷惑をかけている人にイライラするのは、「人に迷惑をかけてはいけない」という自分の中にある正しさが原因です。実際に迷惑をかけている人ではないんです。

ということは、自分の中の正しさを手放せば、イライラすることは少なくなるはずです。他人を変えなくても、自分が変わるだけでイライラが少なくなるってよくないですか?



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