れいこん@コーチング

コーチ。あらゆる人が自分らしさを発揮しイキイキと生きる応援をしています。はてなというウ…

れいこん@コーチング

コーチ。あらゆる人が自分らしさを発揮しイキイキと生きる応援をしています。はてなというウェブ企業の創業メンバーでした。 COEDAS(コエダス)、Coached(コーチェット)、Colorful U(カラフルユー)などのコーチングサービスに参画中。#京都

最近の記事

単純化への憧れと日々の複雑さを越える道

人は、本質的に単純化を求める生き物らしい。この傾向は、過去から現代に至るまで変わらない。面倒臭さを解消するために人はいろんなことに挑戦してきた。 私の人生を振り返ると、生きる大変さや面倒臭さをなんとかしたくて、幾つもの仕事を投げ出したり、人間関係を断ち切ったり、断捨離したり、お金を払っていろんなサービスを使ったりしてきた(その多くは失敗した)。 歴史を振り返れば、「南無阿弥陀仏」を唱えたら成仏できる、といった念仏信仰も単純化のきわみだ。コスパの良さが救済の道として、多くの

    • 誰のための人生か?

      コーチングセッションでよく扱うテーマに「忙しさ」がある。 仕事が忙しすぎる、もっと自分のための時間が欲しい、というような話だ。そこでコーチである私は、様々な質問を通して、あなた自身の人生をどう生きたいのか?自分の軸で優先事項を決めて時間を使うとどうなるのか?とクライアントに問いかけていく。 なぜこのような問いかけをするかというと、クライアントの人生はクライアント自身の人生だから、本人の時間をどう使うかは本人次第だ、という考えがコーチである私の思想の根底にあり、クライアント

      • コーチングの門を叩く人が叩く門

        コーチングをしている最中、あるいはその後に、コーチである私の中で何かが熱く込み上げてくるような、切なさのようなものを強く感じることがある。 毎回、感じるわけではない。どういうときに感じるかというと、コーチングを受け始めたばかりのクライアントや、これからコーチングを受けてみたい、という人の話を聴いているときに感じることが多い。 抱えているモヤモヤ、満足できない環境や人間関係、うまくいかない状況に対する焦りや不安…。それらについて彼もしくは彼女が話しているときに感じる、なんともい

        • 美しい帰結あるいは輪を描いたようなコーチングについて

          コーチングをしていて喜びを感じるのは、「輪」を描いたような展開になったときだ。 例えばクライアントが悩みを持っていたとする。その悩みの裏側にあるクライアントの願いがなんなのか、そこにスポットを当てた問いかけをする。そうするとクライアントが自分が大切にしていることを話し出す。話しているうちに当初の悩み解決に関するテーマはいったんクライアントの頭から離れていく(私の方は頭の片隅には置いてあるが、そこには光を当てないように努める。これが本当にコーチングを始めた当初は難しかったのだが

        単純化への憧れと日々の複雑さを越える道

          誰もが持つ壁の向こうの世界 〜村上春樹『街とその不確かな壁』を読んで〜

          こんにちは。人がその人らしく生き生きと暮らすためにコーチとしてお手伝いしているれいこんです。 つい先日、村上春樹さんの新刊『街とその不確かな壁』を読了しました。 村上作品は20年以上前から好きだったのですが、コーチングを生業にしてから初めて読んだ長編の新作が思いっきり自分に響きました。 村上作品では主人公が現実世界を離れ、「壁」を抜けた「あちら側」の世界の出来事が繰り広げられます。今回はタイトルにもあるように、壁に囲まれた街と現実世界の対比が物語の主軸になっていて、より

          誰もが持つ壁の向こうの世界 〜村上春樹『街とその不確かな壁』を読んで〜

          太古の昔から人は支え合って生きてきた。だからコーチング。

          こんにちは。人が生き生きと自分らしく暮らすためのお手伝いをしているコーチのれいこんです。 SNSではあけおめ投稿が続いていますね。私は自分のクライアントが元気に近況を報告しているのを密かに眺めては嬉しくて目尻を下げています。これよこれ!私の幸せは!って感じです。 (注:コーチングは守秘義務で守られているのでコーチからは決して自分のクライアントを明かしません。なので密かに眺めているわけです。うしし。ちなみにクライアントがコーチングを受けていることを明かすのはもちろん自由です

          太古の昔から人は支え合って生きてきた。だからコーチング。

          この世は、毎日が誰かの誕生日

          こんにちは。人が生き生きと生きるためのお手伝いをしているコーチのれいこんです。 1000人以上もFacebookで友達がいると、毎日、数人が誕生日を迎えるのを知ることになります。 今日も友だちになっているうちの4人が誕生日だという通知がありました。そのうちの3人は10年以上会っていない疎遠になった人でした。 SNSがなければ存在すら忘れてしまっているかもしれない知人の誕生日。 それを知ることで、「元気かなあ」「あの頃頑張っていたよなあ」と懐かしく思います。 そして、心

          この世は、毎日が誰かの誕生日

          コーチングのスタートアップはサイゼリヤを目指すのか

          こんにちは。人が自分らしく生き生きと暮らすためにコーチングをしているコーチのれいこんです。 タイトルなんですが、まあそうだよな〜というところです(笑)。 私は無類のサイゼリヤ好きで、街に息子や相方と出かけたら決まってサイゼリヤで豪遊します。イタリアン好きなうちの父も「こんなにコスパのよいレストランは知らん。サイゼ最高や!」と言ってます。 普通に飲めるワインが1杯100円ですからね…。 サイゼがなぜ安くて儲かっているのかは、たくさんメディアが取り上げていますので、知って

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          大きなものに本気で向き合うと謙虚になる

          こんにちは。人がその人らしくイキイキと生きるためにお手伝いしているコーチのれいこんです。 今日は、私がコーチングを学んだ CTI Japan(Co-Active Training Institute Japan)を運営するウエイクアップによるウェビナーを視聴しました。 その名も「宇宙と人の意識」。すごい!宇宙キター! (注)私はそれほど宇宙には興味はありませんし、閉所恐怖症なので絶対にロケットとか乗りたくありません。なぜ閉所恐怖症かというと小学1年の時に住んでいた団地の

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          個人とシステム

          こんにちは。人がその人らしくイキイキと生きるためのお手伝いをしているコーチのれいこんです。 昨日はご縁をいただき京都の小さなウェブ企業のチームビルディングのファシリテーションをしました。創業から2年目、ようやく3人体制になった会社の理念と方向性を考えたい、ということで初めて実施しました。 私自身、単独でリアルで企業のチームビルディングに関わることは初めてだったのでドキドキでした。 2時間という短い時間の中で、どんなプログラムを提供しようか死ぬほど悩みました(いつも初めて

          自分は何のために生きているのか

          こんにちは。人がその人らしくイキイキと生きるお手伝いをしているコーチのれいこんです。 私は子どもの頃から「人は何のために生きているんだろう?いつか死ぬんだったら特に何もせずに過ごしていても対して変わらないのでは」と思い続けていました。 お風呂に入ってもまた汚れてしまうし、洗濯をしてもまた汚してしまうし、イベントをやっても終わったら終わりだし…。だったらなんで人はみんな一生懸命、何かをやるんだろう?どうせ死ぬのに。どうせ忘れてしまうのに。 今でもそんなことを考えることもあ

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          なぜ私はプロコーチになったのか

          こんにちは。コーチのれいこんです。人がその人らしさを発揮しイキイキと生きるお手伝いをするためにコーチングを提供しています。 私はコーチになるまでは、はてなというウェブサービスの企業の創業メンバーとして、会社の誕生から12年ぐらい創業者の傍らで働いていました。 とはいえ経営的なことは全くせず、もっぱら創業者やスタッフのメンタル面をサポートしたり社内のコミュニケーションを活性化するような「社員のお母さん」的な存在でした。 引退後、京大のこころの未来研究センターというユニーク

          なぜ私はプロコーチになったのか