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日本でパパ友がベビーカーを押す光景を私は見たことがない

先日、アムステルダムの公園を散歩していたら、パパ友と思われる二人がそれぞれにベビーカーを押しながら散歩をしていた(パートナーなのかもわからないけれど)。それは私が日本で見たことがない光景だった。

それ以外にも、先月泊まっていた場所の近くに保育園があって、通りすがりに眺めていたのだけど、子どもを迎えにくる人たちは圧倒的にパパらしき人の数が多かった。

全然普通の、なんてことのないことのはずなのに。それらの光景がまったく新鮮なものとして感じられる自分自身が、まずいなと思った。

これまで、”海外に行って、日本の良さを改めて知る”という体験をしたとの声をたくさん聞いてきた。正直、私はあまりその経験がない。もちろん日本にだっていいところがたくさんあるのは重々承知しているつもりではあるのだけど。

ただ、この10年で日本が世界から遅れをとっていることを感じざるを得ない。本当にいろんなシーンで、言い訳ができないほどに日本は『仕組み』そして『価値観』をアップデートできていないと感じる。今もカルチャー面ではクールジャパンのイメージがあるとは思うけれど、それでも日本があらゆる局面で世界から置いていかれているという事実・実感は、日本人として、そしてこれから先日本で暮らしていく者として、忘れずにきちんと受け止めて向き合っていたいと思う。で、自分にできることを淡々とやっていけたらいいな。

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