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【主婦勉!】JRAのCMでもやもやしたくない~G1@京都競馬場①

ついにたどり着いた京都ー!
ただ今絶賛改装中ー!

歴ヲタ&神社仏閣好きの私とって
京都はまさに宝島のようなところで
もう何度行ったかわからないくらい
お世話になっている所だけれど、
正直今まで、京都において、
京都競馬場の存在を感じたことは、
一度も無かった。

と思った調べたら、なるほど、南の方なのね。
石清水八幡宮とか天王山とかあっちの方か。
その奥にはもう大阪枚方が控えてるくらいの。

歴ヲタとして京都に行くと、
どうしても北に北に向かって
あわよくば滋賀、
もしくは亀山方面あたりまで進軍し、
古戦場や城的な方に行きがちなので
南に行くことってそういえば
今までほぼ無かったなぁ…
南に行くとしたら
思いきって奈良へ、だったわ。

そんな京都競馬場、
何度も言いますが、現在は改装中です。

なんでも2025年に開場100周年を迎えるとかで、
その記念として
全面的な大改造工事を行うらしい。
期間は2020年2月~2024年3月までを予定。

なので、
工事の間のG1レースについては、
すべて阪神競馬場で実施される予定だそうだ。

競馬場の特徴、
例えばコースの長さとかなんとかについて
いろいろ調べても、
改装しちゃうとすぐに
古い情報になってしまうと思うので、
ここは一つ華麗に諦めて、
違う角度で調べてみよう。

場所は
京阪電鉄 京阪本線 淀駅から
連絡歩道橋で約2分。

なぬ?淀駅?淀って、あの淀?
と思って調べたら、
まさにあの淀城のある場所だった。

豊臣秀吉の側室である茶々(浅井長政の娘)が
嫡男鶴松を生んだ場所、というか、
産むために建て直した城で、
これにより茶々は”淀殿”と呼ばれるようになる。

鶴松は3歳ほどで亡くなってしまい、
その後ほどなくして淀城は廃城に。
(まさに鶴松のためだけに建てられた城!)
城の資材は伏見城の建設に使われたようだ。
今は「淀古城」と呼ばれ、
競馬場から歩いて10分ほどのところにある
妙教寺付近にあったとされている。

今回の競馬場の改装は
「”淀”様 お色直し」などとも
言われているようだが、
それはこういう理由からだ。

その後
徳川の時代に伏見城も廃城となり、
その代わりとして
今の場所に建てられたのが今の淀城で、
豊臣時代の淀城と、徳川時代の淀城では、
場所が微妙に違う。
って全然競馬と関係ないっ!

とにかくこの場所は、
木津川、宇治川、桂川
という3つの河が
淀川となって大阪湾に流れ込む、
流通的にも非常に重要な場所で、
歴史好きとしても萌える良場に
京都競馬場は作られたと言える。
さすが京都。という話です。

ちなみに近くにある天王山は、
本能寺後、秀吉と光秀が戦った場所でもあり、
天下分け目の天王山、みたいな言い方は、
ここからきてます。

という訳で京都競馬場でのG1レースは5つ。

【5月】天皇賞 (春)

コース:芝
距離:3200m
年齢:4歳以上
1等賞金:1億5000万
2021年開催日:5月2日(日)15:40 @阪神

3200mという距離はG1レース最長であり、
かつ、
G1ではこの天皇賞(春)だけである。
※天皇賞(秋)は2000m

数々の熾烈なレースを戦い抜き、
でもまだまだ脂乗ってます!みたいな、
一番良い時期(と勝手に想像)の馬たちによる、
スピード、スタミナ、
あらゆるテクニックをかけた
熱い戦いって感じだろうか。

その昔、天皇賞で優勝した馬は、
その後目標を失って
引退することなどもあったそうだが、
有馬記念が創設されてからは、
そこを目標にする馬も増え、
海外遠征をおこなう馬も増えてきたそうだ。

しかし、天皇賞で勝てるような馬でも、
海外では全然歯が立たない。
そのような事態に直面し、
「海外でも強い馬を!」ということで
創設されたのがジャパンカップ。
なるほど!そういう流れなのかー!

そこからやっと日本競馬の「国際化」が
本格的に始まり、さまざまな試行錯誤、
変革を経て、今に至るそうだ。
うーん。面白い。競馬の歴史。

槇原敬之の「遠く遠く」という歌に

”大事なのは”変わってくこと”
”変わらずにいること””

という歌詞があって、
まさに何事もそれだな、と
時々思いだしては背中を押されるんだけれど、
"変わらずにいるために、
変わっていかないといけないこと"って
実はたくさんあるよなって
競馬の歴史を見ててもすごく思う。

要は
”変わらずにいたい部分はどこなのか”
というところさえ読み違えなければ
だいたいはそれなりに
柔軟に、良い方向に、
変わっていけるような気がする。

はい、また競馬と全然関係ない!
まぁでも天皇賞(春)は
”4歳以上の馬たちによるG1最長レース”
ということで良いと思います!

歴史の話が思いがけず
長くなってしまったので、
続きは次回に。