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憂鬱な時はチェットベイカー

時々ふと憂鬱な気持ちになる。ま〜大人になれば生きてるとそんな気持ちに時々なるのは当たり前だとはもちろん知ってはいるけれど、幾つになっても憂鬱な気分は嫌なものだ。だから大人は大人なのだからこそ自分なりの外さない対処法を持たなくてはならないよな、と思う。若い頃は対処法を間違えてさらに憂鬱になったりするものだけど。

私はそんな時には音楽を聴く。やはり静かで優しい音楽がいい。淹れたてのコーヒーがあればもっといいけど、元気がないなら無理はしない。

1番よく聴くのはチェットベイカー。特にこのピアノのポールブレイとのデュオ作品がいい。暗すぎず明るすぎず、寂しさにそっと寄り添ってくれるようで、とても落ち着きます。

『Diane』

次にもう少し元気な気持ちになったらイタリアでのライブ盤もよく聴きます。

『live from the moonlight』

その他、若い頃の作品だとこの編集盤が1番いい。

ボーカル中心のバラード集
若い頃のボーカルならこれもいい

チェットベイカーの人生も栄光だけではなく闇の時間も多かったことは伝記などの書物が教えてくれますが、チェットがどのような気持ちで生きたかは結局本人にしか分からないと思います。ただ私がチェットベイカーが残してくれた音楽に今も心底癒されているのはチェットの音楽の中に、解毒作用のような魔法みたいなものが、チェットの歩んできた人生によって宿っているのではないかと思うのです。

晩年のサントラ:これはちょっと悲しみが強いからたまにしか聴かないけどジャケがたまらん。

そして憂鬱な気分にも優しく寄り添ってくれるジャズミュージシャンなんて私にはチェットベイカーの他には誰もいません☕️

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