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【workshop】 カルトンをつくろう | 『週末でつくる紙文具』 ワークショップ at TEGAMISHA BOOKSTORE

— 製本ワークショップのご案内 — 

2024年5月12日、東京・西調布の「TEGAMISHA BOOKSTORE」にて製本ワークショップを開催します。手紙社の運営するこの書店には、心くすぐる本たちと、350種類ものオリジナルペーパーが並びます。お好みのペーパーを使って、旅に、勉強に、仕事に、便利なカルトンをつくりましょう。

ここでは、ワークショップの作例のこまかすぎる解説をしています。開催場所や料金などの詳細、またお申し込み方法につきましては、ページ下のリンクから手紙社さんのオフィシャルサイトをご覧ください。


item

今回つくるのは「カルトン」です。 手紙や書類を挟むためのアイテムで、「ドキュメントホルダー」とも呼ばれます。ビジネス向けのA4対応サイズはよく見かけますが、ちょっとめずらしい、A5対応の小ぶりなサイズに。製本がはじめてという方にも作業しやすいサイズです。

specification

何といっても、いちばんのポイントは表紙のペーパー選びです。同じ模様でも、背のブッククロス(製本用に裏打ちされた布)との組み合わせ次第で印象ががらりと変わるのがおもしろいところ。

背をブッククロスでくるむのは、ここがいちばん傷みやすい部分だから。いわゆる「継ぎ表紙」に近いので、上製本づくりのよいの練習にもなります。留めゴムは、ペーパーの模様とケンカしないよう細めの丸ゴムを使い、背の部分にハトメで固定します。シンプルに1本でも、2本をVの字にしても。

芯材に用いるのは、厚さ2ミリの板紙。しっかり硬めの仕上がりです。背の部分はあえて芯材を入れず、ソフトにカーブするように仕立てます。ちなみに、拙著『週末でつくる紙文具』では内側にポケットをつける方法も紹介していますので、慣れてきたら用途に合わせてアレンジを。

material

こちらが、表紙に使う手紙社オリジナルペーパー(の、ほんの一部)です。なんと、店頭には350種類ものペーパーがずらりと並んでいて、そこからお好みの一枚をお選びいただけます。

ブッククロスは、ブラック、ブラウン、ネイビーなど、合わせやすいベーシックカラーを複数用意します。丸ゴムも数色から選べますので、組み合わせは自由自在。オリジナルの一冊が完成します。


カルトンは、手紙や書類を整理するためのアイテムですが、旅のおともにも役立ちます。バッグにしのばせておいて、チケットやパンフレットなど、旅先でいつのまにか集まってしまう紙ものをどしどし挟んで。おすすめは、旅ごとにカルトンをつくり、そのまま保存するという方法。いつかアルバムやスクラップブックにまとめようと思っていても、結局そのままになったりしますしね……。カルトンなら、挟んだときにもう完成、というわけです。

旅のおともとして、旅の景色を切りとるような感覚でペーパーを選ぶのはいかがでしょう? 海辺の旅なら涼やかなブルーの模様を、高原の旅ならおおらかな植物模様を。あるいは、ひたすらのんびりする気ままな旅にぴったりの、くすっと笑っちゃうようなゆるかわ模様もありますよ。


● 詳細およびお申し込みは、手紙社さんのオフィシャルサイトにて。


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