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みんなタイトル長くない?

言いたいことはタイトルの通りである。もうここで、この記事を書き終えてもいいほどだ。

PCでnoteのトップページを開くと、画面いっぱいにカテゴリー別の記事が並んでいる。そこに各投稿のタイトルが表示されているわけだが、――総じて長い。タイトルは、1行12文字で3行目まで表示される仕様になっているものの、そこへ収まっていないものもいくつも見受けられる。

みんなタイトル長くない?

私自身は、書いた記事の内容を端的に示すようなタイトルを短めに付けるように、むしろ気を付けていたほどだったのだが、最近の流行からは逸れてしまっているというのか。いや、そんなはずはない。タイトルの長さに流行り廃りがあってたまるものか。

思い返してみれば、小学校で作文を書く際、先生は「題名は上から2文字空けて1行に収まるように」と何度も言っていた。それに従うと、タイトルの最大文字数は18文字。ただ、体裁を考えれば、最後のマスまでたどり着くのは不格好だから、16文字までというのが見た目も兼ね備えた最大文字数と言えよう。それなのに、である。29歳になってまで、「題名は簡潔に」ということに純粋に従っていた私はあまりに無邪気だったのか。

もちろん、タイトルの長さも表現技法のひとつであろうことは、私とて理解している。ライトノベルの類の長たらしい書名もそれに含まれると思うし、逆に1文字のタイトルの小説は目を引く。noteの投稿にもそんな表現が採用されていても全く不思議ではない。ただ、長いタイトルの投稿があまりに多くはないか。

ここで、遅ればせながら「noteにおける長いタイトル」の定義をする。個人的な思いとしては、原稿用紙基準を採用して16字を基準にしたいのだが、ここは大盤振る舞いをして、「一覧表示されるタイトルで3行目まで達しているもの」としよう。すなわち、25文字以上のタイトルということだ。これなら異論も少なかろう。

早速「今日のあなたへ」カテゴリーで数えたところ、50件のうち24件が25文字以上のタイトル、トップページに表示される「ベストセラー」20件のうち実に14件が25文字以上のタイトルとなっていた。いやはやびっくり。

タイトルの長さで記事の優劣は決まらないとはいえ、こうなると長いタイトルも読者獲得の鍵なのだろうか、と思えてくる。

ま、私はアマノジャクなので、引き続きショートタイトル路線で行きますけど。えっへん。ぐすん。

(文字数:1000字)

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