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新年の臆病

既に1月3日になってしまいました。あけましておめでとうございます。今年も何卒よろしくお願い致します。

新年にあたり、期待と不安が入り交じった感情を抱いています。この場で吐き出し、2019年の澄んだ青空に投げ上げてしまうことをお許し下さい。


今年も、私は仕事を全うすることはできるでしょうか。
努力を惜しむつもりはありません。夢は開けるでしょうか。
道はそこにあるでしょうか。
風は吹くでしょうか。
その風は追い風でしょうか。向かい風でしょうか。

引越はうまくいくでしょうか。
家族の絆を今以上に深める一助になるでしょうか。

これまでずっと支えてくれている人々に、一つでも恩返しはできるでしょうか。
これからも人々は私を支えてくれるでしょうか。

優しくなれるでしょうか。
厳しくなれるでしょうか。
賢くなれるでしょうか。
愚かになれるでしょうか。

今年も悩んでよいのでしょうか。
不安を感じてもよいのでしょうか。
誰かの助けを求めてもよいのでしょうか。
一人で答えを見つけるべきでしょうか。
悩むことは私を停滞させるでしょうか。前進させるでしょうか。後退させてしまうのでしょうか。

私と同じようにうずくまる人に、手をさしのべることはできるでしょうか。
その人の存在を見つけることはできるでしょうか。
私は誰かの支えになることはできるでしょうか。

昨年再会した友人は、今年も友人でしょうか。
私は彼にとって良き友人であるでしょうか。
彼の夢は叶うでしょうか。

彼女には、恋人がいるのでしょうか。
恋人がいるとして、私は彼女を振り向かせることはできるでしょうか。
恋人がいないとして、彼女は私を好きになってくれるでしょうか。
そもそも私は、本当に彼女のことが好きになってしまったのでしょうか。
冷静になるべきでしょうか。
一目惚れとは、本当にあるのでしょうか。

ずっと行きたかった京都に、今年こそ訪れることはできるでしょうか。
その古都に、私が探し求めてきたものは見つかるでしょうか。

小さな存在である私に、大きな世界を考えることはできるのでしょうか。
世界の自殺は減るでしょうか。
世界の争いは減るでしょうか。
世界の喜びは増えるでしょうか。

家族は今年も健康に平穏に過ごせるでしょうか。

私は大人になれるでしょうか。

私はこの一年で更に成長できるでしょうか。


今大空に溶けていった私の想いへの回答が、いつかそよ風に乗って返ってくることを信じて。私はまた一年間の道のりを進んでいきます。

(文字数:1000字)

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