アヴァンギャルドとその背景にある基礎

今日はふと思い立って、コムデギャルソン社のメンズのコレクションラインの製品をみて気づいたことを書き綴ってみたいと思います。いつも通りのザックリした内容をお許し下さい。

ぼくはコムデギャルソン社の中の、メンズのコレクションライン「comme des garcons homme plus」が好きでコレクション画像をみたり、お店で実物を見たり、時々買わせてもらったりするのですが、長らく、その製品(作品と言っても良いと思いますが)を見ていると色々な気づきがあります。

今日書いてみたいのは、そのひとつです。

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もし興味があれは、下記のページに過去のコレクションの内容がまとまっているので、是非見てください。着れるのか?という作品もあると思いますが、それはもしかすると建築でも同じかもしれませんね。

https://cdg-freak.com/brand/comme-des-garcons-homme-plus/

一般的に、1年に2回ショー形式での発表があります。其々、春夏、秋冬に分かれていて、フリークはその新しい発表を待ち望んでいる訳です。

先のリンクの画像を見て貰うと分かると思うのですが、前衛的という言葉がピタッと当てはまるように、挑戦的な衣服が並んでいるように思います。そして、そこから、誰しもが、日本を代表するファッションデザイナーとして評価される川久保玲というデザイナーの創造性を感じるのではないでしょうか?

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このように毎回コレクションでは創造性と自由が爆発しているように見えるのですが、実際にお店に足を運んでみて、その製品群を見続けていると、あることに気づきます。

この自由さの背景にも、確固となる基礎というか、基盤のような物があるという事です。そして、作られる衣類の多くは、その基礎や基盤を基に上手く変異させて作られることも多いという事です(もちろん、新たな挑戦で作られたものもありますが)。

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