青山ブックセンターでトークイベントを行いました。
皆さんいつもご覧くださりありがとうございます。
アーキテクチャーフォト後藤です。
昨日、弊書籍『建築家のためのウェブ発信講義』の出版記念イベントをおこなりましたので、その様子を書いておきたいと思います。
日曜日で、雨の中多くの皆様にご来場いただきました。誠にありがとうございました!
今回のイベントでは、本書にも登場いただいた建築家の連勇太朗さん、川辺直哉さんと3人で、これからの建築設計事務所に必要なメディアスキルを語るというものでした。
私自身、一度お話を伺った方々でしたが、個人的にもまた別の角度でお話を聞くことができて非常に有意義な時間となりました。
会場の様子1(photo©japan-architects.com)
イベントの構成は各者10分程度のプレゼンとディスカッションというものでした。
私のプレゼンは、"建築家のためのウェブ発信講義「戦闘編」"といった内容で構成しました。
ウェブ発信を3つの階層に分けられると考え、本書籍で執筆しなかった「戦闘」の部分を解説するとともに、会場限定で、実践的なテクニックを詰め込んだシートを配らせてもらいました。
やはり、会場に来てくださった人に、参加費以上のものを提供したいと思っていたので、時間をとって準備をしていました。
大学生時代に、著名なアーティストの川俣正さんのレクチャーを聞いたことがあるのですが、今でも印象に残っているのは、「相手が求める以上のものを毎回提供しないと次につながらない。それはアーティストもサラリーマンも一緒(意訳)」という言葉でした。
アートという表現の世界で活躍している川俣さんがそのようなある種ビジネスマインドを語るということが当時インパクトがあり、今でもそのように意識しています。
会場の様子2(photo©japan-architects.com)
色々なテーマが、語られかなり実践的な内容だったと思うのですが、連さんと川辺さんのお話を伺っていて学ぶべきと感じたのは、ホームページを過去の出来事や作品をアーカイブするだけでなく、未来に向けた自身の活動指針や獲得していきたい仕事への意思表示として使用していることです。
つまり実績を伝えるという信頼感に加え、未来を切り開くためにウェブサイトを活用しているのだなと確信しました。
連さんのモクチンレシピは、自身が能動的に活動し、そのレシピを随時追加していくことができる仕組みですし、川辺さんのサイトに特徴的なオリジナリティあるカテゴリーも、自身が拡大していきたい仕事のジャンルや地域を事務所の内外に示すという役割を果たしています。
ホームページはビジネス的に言えば「待ちの営業」といえるのですが、その中でも、攻めのウェブ発信がされているからこそ、現在のポジションを勝ち得ているのだなと感じました。
これは誰しもが見習うべき姿勢でもあると思います。
そのような学びが非常に多いイベントでした。
イベントを開いてくださった青山ブックセンターの皆さん、コーディネート・司会をしてくださった学芸出版社岩切さん、参加くださった連さん、川辺さん、どうもありがとうございました!
(実際に店頭でも販売くださっている様子を拝見して感激でした!)
■書籍『建築家のためのウェブ発信講義』
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>アーキテクチャーフォトでの特集ページ(中身プレビュー・建築関係者による書評)
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