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‪自殺は悪いこと?

芸能界での自殺が相次いでおり、亡くなった芸能人を責めるような批判をするコメンテーターを見て胸が痛くなった。

私の父は昔、自殺で亡くなったから。

自死をよく思わない人は多いから、後ろめたくて彼の死因は隠したまま生きてきた。


‪先日、ずっと難病で苦しんでいた祖母が亡くなって。納骨のときに対面した骨はすかすかで、「こんなにもろい骨では生きられない」と思った。

祖母は細々とした体でがんばった。お空に行けて、やっと楽になったんだ。

そう思えたら悲しみが癒されて、死とは楽になること‬なのだと学んだ。‬


病死が清いものなら、自死は汚いものなのだろうか。

たしかに葬式の空気感は祖母と父では大違いだったけど。

祖母はみんなに惜しまれながら綺麗に装飾されて送り出されて、父の葬式は来た人みんなが暗い顔で何かを抱えてる感じ(幼心にそう感じた)。


自ら死を選ぶってことは、自分で判別のつかない鬱状態ってこと。

鬱だって病気の一種だよね。鬱で死ぬことは病死ともいえないのかな。

祖母の死を受けて皮肉にも、‪父は鬱という病気の苦しみから解放されて楽になったのだと思い直した。‬

そしたら10年以上かかえてきた心の底にある塊がなんだかほぐれた気がした。

‪もちろん自殺を肯定するわけじゃない。でも自殺する人を責めないでほしい。


父みたいに苦しんで死を選ぶ人や、家族が自殺して悲しむ人がちょっとでも減ってほしい。

自分の解釈しだいで目の前の現実は天国にも地獄にもなる。だったら、幸せになる解釈の仕方を身につければいい。

考え方の癖なんて自分で再教育すれば変えられる。だからその変え方のヒントを提供できればって思うんだ。

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