ふるさと納税でゲットし冷凍庫にストックしているエンペラーサーモン。ブロックでいくつか届き、これがラストのようだ。

　今回は解凍したものを長芋とわかめ、めかぶと一緒に和え、めんつゆとポン酢で味を整えた。妻のお手製。

　エンペラーサーモンは脂が乗っていて、しっかり冷えた状態でワサビなどの薬味でさっぱり食べるか、少し火を入れて食べるのが好きだ。常温にしておくと脂が強いためか、薬味なしだとちょっと締まらない。海藻と長芋の粘り気、そこに大きめに切った長芋のシャキシャキが心地よい。めんつゆのほんのりと甘みを感じるお出汁の味わいに、ワインにも残糖や果実味のチャーミングさがあるとよく繋がりそう。ということで、ギリシャのやや甘口のワインとドイツのリースリングに合わせてみた。

　まずはギリシャのスパークリングワインに。

リララキス, ザザズ ドゥミ・セック スパークリングワイン・ホワイト, ギリシャ, クレタ島, NV, 11%, 1,871円
Lyrarakis ZaZaZu Demi Sec Sparkling White NV

　ワインについては先日のNoteに。1966年設立のワイナリー。クレタ島の土着品種から造るヴィーガンワイン。使用されているブドウ品種はヴィラナ、ヴィディアノ、マスカット・オブ・ スピナ。ステンレス発酵。
　香りには青リンゴ、ライム、洋梨のコンポート、微かにサンダルウッドにハーバルなニュアンス。味わいには残糖が感じられチャーミング。しっかり冷やして酸味を感じたい。葡萄屋で購入。
　エンペラーサーモンの海藻サラダ長芋入りにワインを合わせる。味付けのお出汁の甘みにワインの残糖が繋がり素晴らしいシンクロ。そのままサーモンの脂と旨みにもワインの果実味とハーバルなニュアンスが調和。相性: ★★★☆☆

　続いてドイツのリースリングに。

プリンツ, ハルガルテナー, トラディション クーベーアー トロッケン, ドイツ, ラインガウ, 2018, 13%, 2,816円
Prinz, Hallgartener Riesling Tradition Q.b.A. Trocken

　ワインについては先日のNoteに。香りにはフレッシュなグレープフルーツ、レモン、目の醒める爽快な柑橘香。ピュアで透明感強い果実味、シャープでメリハリの効いた酸味。フェリシティで購入。
　エンペラーサーモンの海藻サラダ長芋入りに。出汁の味わいの絡んだサーモンに、リースリングの甲高い果実味と酸味がちょうどいい。ワインの酸味はサーモンの脂をさっぱりリフレッシュ。相性: ★★★☆☆