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バスケウィンターカップから学ぶ、ゾーンディフェンスは気合いで崩せ。

ウィンターカップ2日目を見てきたので、レポート書いていこうかなと。

本当はタイトルを仕事感覚で、
「ゾーンディフェンス禁断の攻略法は〇〇」
とかにしようかと思ったんだけど、怪しさ満点なのでやめました。
いや別に怪しい仕事はしてないですよ?

さて。

3つくらいのトピックというか試合をとりあげられたらなと。
全体の感想としては、ウィンターカップてこんなに人入るの!?て感じ。
夏のインターハイはやっぱ甲子園と被るし盛り上がりきらないのか?とも思いつつ、スラムダンクはインターハイで終わるよね。

アメリカとかだと学生スポーツが一大ビジネスだから、日本もそうなっていきましょうよ。
終わりがかかってる試合なんて、再現できようがない想いをぶつけているんだから。

一回戦からいいんですか!?
福岡第一vs明成

正直、この試合を見に行ったと言っても過言ではありません。
毎年優勝候補に名を連ねる二校。
日本代表河村の母校福岡第一と、八村塁の母校明成です。

流れを掴んだ明成

試合の展開としては一ピリ始め、明成が流れを掴んだ。要因としては二つある。
①福岡第一がスタートを、サイズ重視にしてきたこと。
それによってかなり動き重くなった。にも関わらず、リバウンドが取れない(笑)という点。

②明成のスクリーンディフェンス。かなり上からきつめに当たってたし、ピックかかったらハンドラーにダブルチームいってたかな?
そこから逆速攻出て、ポンポン最初の10点強は、一気に入った。

これ第一勝てるのか?と不安に思ってしまいました。申し訳ない。

気づいたら流れが。第一マジック

けどこの試合の凄みは、第一の対応力。
1ピリ半分過ぎたくらいで、ただのスクリーンをやめた。リジェクトなり、リピックなり、もしくはスクリーンを使わない動きを見せるように。

そんで持ち前のディフェンスからの速攻。
帰ってきた崎濱はやっぱうめえ。。
あっという間に1ピリは一点差に。

逆に明成はオフェンスの選択肢をあまり多く見せることができずに、2ピリは1得点に終わる。
(第一怖い😱)

結局ここだった。オフェンスのバリエーション。
それも第一は自分たちのやりたいオフェンスもありつつ、相手のディフェンスに対応してきた。
これはいわゆる「バスケIQ」というやつだ。
これを育ててる井手口先生。すごいの一言。
バスケットボールを教えてるんですね。

15分くらいで一点しか入ってなかった

その後実際追い上げてはいたんだけど、ついた点差が大きく、ゲームセット。

井手口先生は涙を流していたね。
先日亡くなった明成の元監督、佐藤久夫先生とは、戦友だったんだろう。
明成の選手たちも監督が変わり、本当にチーム作り、バスケットボールへの向き合いかた難しかったと思う。
両校ともお疲れ様です。 

ゾーンは気合いで崩せ

さて続いて隣のコートでやっていた、桐光学園 vs  県立城東。
正直桐光学園は友人がいるので知っていたが、城東は聞いたことがなかった。

福岡第一の試合を見ていたので、横目で見ていたのだが、 

点が入らない。


1ピリ残り3分くらいまで4-2でした。野球でしょうか。
要因としては城東のゾーンディフェンス。

ディフェンスはやはり桐光学園なので、負けてないのだが、城東のゾーンを崩せず、リズムよくスリーも打てないし、タフなミドルがとりあえず多い。
お互いに点が取れない中で、じわじわと離され、3ピリ終わりで12点差つけられる桐光学園。
さあどうする。

まあ結論は、気合いでゴリ押しでした。
主観入れていくけど、考えてゾーン崩せないんだったら、ゾーンと正面からやり合わなくていいと思うし、やり合うにしてもゴールに向かってかないと。
テンポ上げて速攻出して、ハーフコートもミドルは確率低いんだから、突撃してファウルもらって来れば良い。

そんなこんなで(別にまんま俺が書いてた感じで戦ってたわけではないけど。)桐光学園が13-0のランで大逆転。

何度でもいうけど、ゾーン崩せないものは崩せなかった。これが事実。
それでも点を取らないといけないわけだし、個々の実力だったら上だったんじゃないかな。
最初から、思い切ってそのバスケやっちゃえばいいんじゃない?という、一個人の感想でした。

でもこれ簡単には言えないよね。監督としたら理屈が通らない指示を出すことってすごい度胸いるし、一回でもそゆところで生徒たちとの認識のズレが出た瞬間、数字に出る。
でも賭けに出たら、もっと大きい得るものもあるかもしれない。
コーチってこうゆう戦いなのかなって。

城東のゾーンはめちゃめちゃハマってたし、研究したんだろうね。ナイスゲームでした。

県立豊浦これまたいいバスケするんだ、、


長くなっているので手短に。
最後に桜丘のストリートバスケタイプの1番を見ておきたくて観戦。

正直舐めてた県立豊浦。
すっごくいいバスケでした。

前半の点差を見て、これは桜丘普通に勝つかーて思ってたのも束の間、後半確実に、確率の高いシュートを選択する県立豊浦に目が離せなくなる。

なんといっても、15番のミドルシュートの正確性。
続いて、ハーフコートバスケの基本を確実にこなす、チーム力。
表もあれば裏もしっかり使う、オフボールスクリーンはしっかりかけてフリーを作る。

相手は留学生込みのイケイケ集団桜丘に対して、豊浦はガード2人が170前後ですからね。
これを堅実vs派手というような対照的な二校。

うん、桜丘を倒せはしなかった。
やっぱ1番はうまかったな。
けどやっぱドリブルは多いからそこに対する、ダブルチームのタイミングだったり、インサイドに対してまっっっすぐ上に飛んでファウルをしないカバーディフェンス。

勉強になったし、美しいバスケットボールでした。
負けちゃったけど、監督は一貫して同じことを教えてるんじゃないかなて思ったし、来年以降も期待できるチームなんじゃないかな。

まとめ

ダラダラと好きなことを書いちゃいましたが(こんな好きなことをダラダラ書く回もあります。)、
最高の観戦体験でした。
じっくり分析してましたが、俺も大きい声で応援したい!青春すぎる。
盛り上がりが足りないぞ!てしたい!

負けたチームはあんなでっかい体育館でバスケできた経験を胸に、勝ったチームはまだコートに立てることへの感謝を胸に戦って欲しいね。

俺の教え子たちもいつかここに立つような選手になりますように。
まあバスケやってもやらなくても皆が幸せなら俺は満足だよ。
じゃあまたね。

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